パソコンの前でうなだれている中年男性

仕事に行くのが嫌だ、会社を辞めたい…社会人なら誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

当サイト管理人の私も、会社員時代は毎日のように考えていました。

退職することを決意したとしても、次につながるような辞め方をしたいですよね。

誰だって同じ失敗を何度も繰り返したいとは思いません。

そこで今回は、仕事が嫌で会社を辞めたくて仕方ないときに考えてほしいことについて詳しくご説明します。

仕事を辞めたいと思う理由を突き止める

窓から外を眺めている社会人男性

仕事へ行くことに不満やストレスに感じているのなら、どうして会社を辞めたいのか、何が自分にとって苦痛なのかを明確にしておきましょう。

仕事が嫌だと感じる理由、耐えられないものを把握しておけば、次の職場を探すときにも役立ちます。

ストレスに感じる要因をきちんと把握せずに転職してしまうと、また同じ状況に陥ってしまうリスクが高まります。

会社を辞める決断をする前に、ゆっくり時間をとって考えておきましょう。

会社や仕事に対してストレスを感じる主な要因としては、以下に挙げたものがあります。

  • 人間関係への不満
  • 拘束時間・通勤時間の長さ
  • 体力的負担が大きい
  • 給料が見合っていない
  • 仕事内容がつまらない

それぞれについて、順を追ってご説明します。

職場の人間関係に対する不満やストレス

人間関係の不満

最も多い例としては、社内の人間関係への不満やストレスです。

上司や同僚との相性が悪かったり、仲のいい人が社内に一人もいなかったり、人間関係に不満があると、楽しかったはずの仕事もただつらいだけの作業になってしまいます。

あの人とはなるべく関わりたくない…と思っても、それが取引先のお偉いさんだったり、直属の上司や同じチームのメンバーだったりすると、手の打ちようがありません。

職場の人間関係は、部署の移動を願い出たり、自分が変わろうとすることで改善できることもあります

ただ無理をしすぎて体調を崩すようなことになってはいけません。

やれるだけのことをやってみて、それでも人間関係の改善が見込めないなら、きっぱり諦めることも大切です。

どんな上司がいてくれたら自分らしく働けるのか、どんなチームの中で仕事をしたいのか。

職場における理想の人間関係を考えてみましょう。

通勤時間や拘束時間が長すぎる

満員電車に揺られている社会人たち

次に多いのが、拘束時間の長さに対するストレス。

朝は8時前に出社して、会社を出るのは夜の11時。

連日連夜、残業続きで休日出勤も当たり前になっている…という人も少なくありません。

終電で帰っている自分ってカッコいい!と勘違いをしている人もいますが、それは少数派です。

通勤時間の長さもストレスにつながります。

郊外に家を建てた人などは、片道に2時間かかっているという人もいますね。

電車に座れるわけでもなく、途中で乗り換えもあって落ち着いて本を読むこともできなかったり。

会社の近くに引っ越せばいいという考えもありますが、家庭の事情やお金の問題など、簡単に進められることではありません。

結婚や出産をきっかけに、仕事との向き合い方を変えたいと考える人も多いですね。

仕事も大切ですが、家族はもっと大切です。

あなたが会社を休んだり、辞めたりしても、仕事は何とか回っていきますが、家族にとってあなたは唯一の存在。

仕事に拘束される時間をどこまで許容できるのか、自分にとっての限界を知っておくことはとても大切です。

体力的な負担が大きすぎる

目覚めの悪い月曜の朝

接客業やサービス業の場合、体力的な負担が大きいことも多いですね。

特に深夜に営業している飲食店などの場合、若い頃は気合で乗り越えられても、歳を重ねるにつれて徐々に疲れが取れなくなっていくことも。

重い荷物を運んだり、力が求められる仕事では怪我をするリスクもありますし、ぎっくり腰になってしまう可能性もあります。

デスクワークなら体力的な負担はなさそうと思われがちですが、肩こりがひどかったり、腰痛持ちの人には座り続けることがつらく感じることもあります。

業種によっては朝から晩まで個人宅へ飛び込み営業なんてこともあります。

真夏の炎天下の下でひたすら歩き続けるのは、余程の体力がないと続けられません。

気合と根性で乗り越えられるのは20代までです。

自分自身の体力の限界を知っておくことも、仕事を探していく上ではとても重要です。

もらっている給料が少なすぎる

金銭的負担の大きさ

給料に対する不満やストレスを感じている人も多いです。

どれだけ拘束時間が長くても、どんなに体力的にしんどくても、毎月100万円以上の給料をもらえるなら、意地でも仕事を続けたいと思えるかもしれません。

現実は残酷ですね。

職種によっては毎日マジメに働いていても、手取りの給料が15万円前後ということもあります。

一人暮らしでもかろうじて生活はしていけるかもしれませんが、貯金なんてできませんし、たまに旅行に行くなんてこともできません。

地域によって多少の差はありますが、都内で正社員として勤務している20代後半の方が年収250万円しかもらえていない場合、転職を考えたほうがよいでしょう。

同じく都内で正社員として勤務する30代半ばの方が年収350万円しかもらえていないなら、転職することで年収が一気に100万円近く増える可能性もあります。

東京都の20代の平均年収:379万円
東京都の30代の平均年収:554万円

東京都の平均年収・年収中央値 – 平均年収.jp

社員を安月給でこき使うことしか考えていない経営者はたくさんいます。

給与水準の低い会社でどれだけ頑張っても、あなたの活躍は搾取され続けるだけです。

今の自分のスキルと実力で、どれくらいの年収を期待できるのか、客観的なデータも参考にしてみてください。

仕事内容がつまらない・ついていけない

周りから責められている若い男性

残業は多くないし、通勤時間も短いけど、仕事がつまらない、という人もいます。

やってみたい仕事があったのに、いざ入社してみると単純作業ばかり。

責任者のポジションを任されるはずだったのに、前職とやってることが変わらなかったり。

求めていた仕事内容と、実際の仕事内容にズレが生じるのはよくあることです。

今の仕事を続けていても生活はできるけど、キャリアアップは見込めない。

もっと年収を上げるために、より高度なスキルが求められる職場で働きたい。

自分が本当にやりたい仕事は何なのか、どんな働き方をしていきたいのか、しっかりと考えてみましょう。

思っていた仕事内容とちがったという悩みには、自分の実力が足らなかった場合もあります。

やりたかった仕事なのに、レベルが高すぎて周りについていけなかったり。

ミスばかりで周りの足を引っ張ってしまったり。

自分が努力することでカバーできそうなら、しばらく頑張ってみるのも一つの道。

あまりにレベルがちがいすぎるのであれば、早めに見切りをつけた方がいいかもしれません。

自分の実力でできること、少し努力すれば届きそうなレベルを正しく把握しておくことも、仕事選びでは大切です。

自分に合う会社をどのように見つけるべきか

会社を辞めたい!と感じる原因を把握できたとして、今の会社で仕事を続けていくのか、見切りをつけて退職するのかは人それぞれです。

闇雲に会社を辞めるべきではありませんが、仕事のストレスでよく眠れなかったり、勝手に涙が出てきたり、明らかに体に不調が現れているときは真剣に転職を考えてみてください。

医師に相談することが先決ですが、自分らしく働ける会社を少しずつ探すことも始めていきましょう。

中長期的なキャリアプランを考える

公園で仲良く遊んでいる家族

職場の人間関係や労働時間、希望する年収など、何に不満やストレスを感じるか、どのような環境で働くことが理想かを把握できたなら、中長期的なキャリアプランについても考えてみましょう。

結婚を予定されている方、お子さんがいる方など、ライフスタイルの変化に合わせて仕事に求める条件も変わっていきます。

とにかく稼ぎたい!という人は、仕事中心のキャリアプランを描くのもいいでしょう。

給料はそこそこでいいので家族と過ごす時間を増やしたい、という人は働く環境の整った会社を探してみましょう。

次の会社で○○のスキルを身に着けて、○歳までにフリーランスとして独立する、会社を立ち上げるという生き方も一つです。

自分一人でキャリアプランを考えていくのは大変…ということであれば、先輩や友人、家族に相談してみることをおすすめします。

身近に相談できる相手がいない方は、転職エージェントをうまく活用してみてはいかがですか。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは数多くの転職を支援してきたプロフェッショナルです。

どういったキャリアを描けばどのくらいの年収を期待できるのか、理想の働き方を実現するにはどんなスキルが必要か、といった現実的なアドバイスをもらえます。

転職活動では第三者のアドバイスを積極的に取り入れることも大切ですよ。

非公開求人を見逃さないように注意

パソコンで仕事をしている女性

実際に中途採用を募集している企業を探そうと思うと、まずはリクナビネクストやdodaなどの大手転職サイトに登録する人がほとんど。

もちろんそれは間違いではないのですが、転職サイトに掲載されない非公開求人も忘れずにチェックすることをおすすめします。

競合他社に知られたくない新規プロジェクトや重要度の高いポジションの募集をはじめ、応募が殺到することを避けるために転職サイトへの掲載を控えている企業も少なくありません。

つまり、誰もが魅力を感じるような会社の求人ほど、非公開で中途採用を募集しているのです。

事実として大手の転職エージェント各社は非公開求人を大量に抱えています。

わざわざ転職の相談に行くのは面倒くさい…と感じる人も多いですが、非公開求人を見逃してしまうのは大きな機会損失です。

平日夜の時間帯や土曜日でも対応してくれる転職エージェントは多いので、都合をつけられそうなタイミングで一度足を運んでみてはいかがですか。

書類選考や面接を突破できるかは自分次第

固く握手を交わす男性と女性

転職サイトや転職エージェントを通じて希望に合いそうな企業を見つけられたとしても、書類選考や面接を突破できるかどうかはあなた次第です。

職務経歴書がスカスカであれば書類選考で落とされる可能性が高まりますし、緊張しすぎてグダグダな面接をしてしまえば内定は遠のいていきます。

書類選考や面接に不安がある人は、ここでも転職エージェントをうまく活用しましょう。

キャリアアドバイザーに職務経歴書の添削をしてもらえますし、模擬面接の練習を依頼すればとことん付き合ってもらえますよ。

不満やストレスを感じない働き方の実現へ

負担の原因を把握した上で次のステップへ

仕事に行くのが嫌だ、会社を辞めたい…と感じているのなら、不満やストレスのない働き方を探してみるのもひとつです。

もちろん会社を辞める以外の選択肢もたくさんあります。

担当している案件の都合上、すぐに辞めることはできない、世間体もあるから今の会社を退職したくない。

退職できない事情があるのは理解できますが、働き続ける道を選んだとしても、くれぐれも無理だけはしないようにしましょう。

体に負担をかけすぎて体調を崩してしまった場合、完全に回復するまでに時間がかかることも多いです。

少しでも体に異変を感じているのなら、今スグに医師の診断を受けるようにしましょう。

自分らしく、無理なく働ける会社を探してみようかな…と思うのであれば、まずは転職サイトに登録してみたり、転職エージェントへ相談に行ってみたり、一歩足を踏み出してみましょう。

今の職場で働き続けるにしても、会社を辞めて新しい仕事を探すにしても、行動しないことには何も変わりませんよ。

あなたらしく働ける道を見つけられることを、心から願っています。

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