不機嫌な表情で仕事をする女性

「この仕事、自分に向いてない・・・」と思ったことはありますか?

ミスが続いたり、なかなか思うように結果を出せない時期が続くと、「自分はこの仕事に向いていないのでは?」と考えてしまうのも無理はありません。

やってみないとわからないことも多いですし、一発で天職と呼べるような仕事と出会える人は滅多にいないでしょう。

このページでは、クラウドワークスを通じて社会人200人へ回答を依頼した、「この仕事向いてない」と思った瞬間についての調査結果をまとめています。

今の仕事にストレスを感じている方、退職の文字が頭にチラついている方は、ぜひ参考にしてみてください。

適性がないとツラい営業職

空を見上げるスーツ姿の若い男性

話し方が超絶下手で、営業に回っても営業がとれなかったからです。(30代 男性)

営業として働いている時「友達に頼め」と言われた時にそんなことできないと思った自分に向いていなさを感じました。(20代 女性)

商社の営業をしていました。お客様第一でプライベートの時間を削ってまで仕事をしなければならなく、仕事はお金を稼ぐ手段でしかないと思っている私には全く向いていませんでした。(20代 女性)

美容の営業だったのですが、お客様の気持ちより売り上げを取って来いという姿勢が嫌になりました(20代 女性)

医薬品メーカーのMRで、男芸者になる必要を悟った時、この仕事は向いていないと感じました。医者はプライドが高く、地域の人々や業者から物を貰うのが当たり前になっている彼らにとって、ちょっとした物や接待では満足しません。王様に仕える召使いレベルの精神が必要です。ただ、向いている人は、仕事ゆえの役得もあり、生き生きしていました。私は向いていませんが。(40代 男性)

アパレル販売員をしていた時、セールなどのイベントで顧客に営業の電話をしないといけなかった時にいつ来るかと言う確認をしないといけなくて合わないなと思いました。(30代 女性)

保険の営業です。自分で時間の管理等しないといけないのでサボり癖があるあたしにはちゃんとした時間の配分等が難しいです。(30代 女性)

営業職は新卒・中途を問わず常に人気の職種ですが、誰にでもできる仕事ではありません。

昭和の時代ほどではないにしても、業種によってはまだまだ接待がたくさんありますし、取引先に対してヘコヘコへりくだらないと受注をもらえないことも。

ただ、向いている人にとっては営業ほどやりがいのある仕事はないでしょう。

成果を出すほどインセンティブをもらえる会社も多く、若くして財を成すことも夢ではありませんよ。

飛び込み営業はとくにツラい

完全なる人見知りで飛び込み訪問販売が嫌すぎて仕事をサボっていたら上司に見つかってど叱られた時にやっぱり人見知りの自分には向いてないと感じた。(20代 男性)

保険外交員をやりました。店舗に来る方と違い、興味があるのかないのかわからない方のお宅へ突然訪問し、背中を向けている方にこちらを向かせ更に契約までさせなければいけません。無理やりとは言いませんが、しつこく営業するのは私には向いていないと思いました。(40代 女性)

営業職をしていた時、法人個人を受け持っていたが新規開拓をしなければならなく、飛び込み営業を強いられた。それが苦痛で私には向いていなかった。(30代 女性)

飛び込み営業に苦手意識を持つ人は少なくありません。

100件飛び込んで、まともに話を聞いてもらえるのは2〜3人、受注できるのは1人いるかどうかという厳しい世界です。

なかには塩をまかれたり、警察を呼ばれたりと、散々な目にあった人も。

「絶対に売ってやる!」という強い覚悟がない人は、くれぐれも無理をしないように。

厳しすぎるノルマはしんどい

正社員で初めて入った会社で、営業をしていましたが、ノルマがやっぱりきつく自分には合いませんでした。(30代 男性)

利益ばかりを気にしてノルマみたいなものが出来た時、人と人との関わりが薄れていった感じがして、ここでの仕事が向いていないと思いました。(30代 男性)

会社側の1日当たりのノルマがキツくて、社内も常にギスギスした環境で、体も疲れるし精神的にも疲弊する、私には向かないと思いました。(40代 女性)

ノルマの達成や営業トークが苦手で毎日追われている感覚になったときです。最大のきっかけはお客様から「あなたはこの仕事に向いてないね」と言われた時です。(20代 男性)

営業職にとって、ノルマは切っても切れない関係。

ノルマという言葉を使わず、目標という言葉などに置き換えている企業も多いですが、意味は変わりません。

ノルマ未達の状態で月末を迎えて、上司にキレられた経験のある人も多いでしょう。

「目標がないと頑張れない!」という人なら問題ないのですが、あなたはいかがですか?

クレームや顧客対応がしんどい

パソコンの前で疲れている女性

クレーム対応が続いて、毎週謝罪ばっかりで辛くて仕事を楽しいと思えなくなった時。(20代 女性)

クレーマーに粘着され始めてからノイローゼになってしまったので。(30代 女性)

クレーム対応ばっかりしてたら、会話が機械的になり、心を失っていることに気づいた時(30代 男性)

接客業で他の人のクレームを受け続け、他の人がやらかした事を自分がなぜ謝らなければならないのか馬鹿馬鹿しくなり怒りを覚えて自分にクレームを言ってくる人に反論してしまいました。(30代 女性)

サービス業は、お客さんのクレーム対応が精神的に苦痛で向いていないと思った。(40代 男性)

接客業をしていたとき、客がクレームをつけてきた時に、いらっとしてしまい態度に出してしまった。(30代 男性)

一般事務だったとき、顧客の方たちに新商品の紹介の電話をするように言われた。電話かけて、出た瞬間切る人や、商品の文句を延々と言う人、すぐ逆ギレする人など散々だった。向いてないと思った。(30代 女性)

どのような業種・分野にも厄介なクレーマーは存在します。

とくに消費者相手のビジネスだと、クレーマーと接する機会は多くなるでしょう。

仕事と割り切って対応できる方でないと、神経がすり減ってしまいますよ。

人と接するのが苦手だった

接客系の仕事で相手のクレームの対応や理不尽な要求などがあり、嫌気がさした。(30代 男性)

小売店の店員として働いていたときのことです。お客様と面と向かって対応しているときに「面倒くさい」と感じてしまった瞬間、自分は対面接客業には向いていないなと思いました。仕事としての「面倒くささ」ではなく、対応することそのものが億劫に感じられたためです。(30代 男性)

疲れているときなどお客様に頭を下げることが苦痛になり、自分は接客の仕事は向いていないのだと思った。(40代 女性)

慣れている人とではいつも通り喋れるのですが、初対面の人と話すと少し焦ってしまって言葉を詰まらせてしまうので向いてないと思いました。(20代 男性)

接客業をやっていたとき、お客様が他の従業員とはよく話すのに、自分とは話してくれないことがたびたびありました。自分はとっつきにくい印象があるのだろうなぁ、とこの仕事は向かないと実感していました。(40代 女性)

接客していてもどうもお客様と話がはずまないし、良かったスタッフのアンケートに名前が書かれたことがないこと。(20代 女性)

「人と接する仕事がしたい!」と接客業を選ぶ人はたくさんいますが、本当は友達と話すのが好きだっただけ、という人は多いですね。

見知らぬ人に接客をすることと、気心の知れた相手と話すことは完全に別モノ。

業種によっては面倒なお客さんが多く、大きなストレスを感じてしまうことも。

アパレルも楽じゃないよ

服の販売員をしていましたが、会社の方針でお客さんに声掛けをしなくてはならなく、声をかけられたくない感がある人にも接客しなくてはならなかったのでそんな時この仕事向いてないなと感じました。(30代 女性)

アパレルの販売をしていた時、接客している時より、掃除や服を畳んでいる時の方が楽しいと思ってしまったこと。(30代 女性)

服やコーディネートが大好きで服の販売をしていましたがもともと人見知りだったため接客がうまく出来ずに向いてないと思いました。(20代 女性)

飲食店勤務もつらいよ

飲食店にいた頃、客の理不尽な態度や言動をサラッと受け流す事が出来ませんでしたね。いくら相手が酔っ払いだと分かっていても駄目でした。こんなのでいちいち腹を立てていてはこの仕事は無理だと思って辞めました。(40代 男性)

飲食店が向いていないと思いました。他人が食べたお皿をなぜ自分が片付けなければいけないのかと思った時です。(30代 男性)

嘔吐物の処理をしていると「なんで自分はこんなことに大切な時間を使ってしているのだろう?」と思い、その仕事をやめました。(20代 男性)

飲食店は、接客業の中でも仕事が好きじゃないと続けていくのは大変でしょう。

料理を作ることが好きだったり、お客さんとのふれあいを楽しめる人でないとツラい仕事です。

長時間労働や休みを取りづらい点にストレスを感じている人も多いですよ。

コールセンターもつらいよ

コールセンターで働いていたのですが、着信音にビビってしまうときに向いてないなと思いました。(20代 女性)

コールセンターで働いていると様々なお客様から連絡が着ます。私が伝えていることを理解してくれない人(ご高齢の方やいわゆるキチガイな人)もいて意思疎通が取れないと私もイライラしてしまいます。その時に私はこの仕事が向いてないのだなと思います。(30代 男性)

コールセンターで働いていたのですが、自分は悪くないのに理不尽に怒られたりとイライラすることが多く向いていないなと思いました。(20代 女性)

経験をしてわかりましたが、コールセンターの仕事は得意ではないです。対面より顔の見えない電話の方が緊張することに気がつきました。(20代 男性)

コールセンターで初めて働いた時、時給の高さに惹かれて液晶テレビのテクニカルサポートに挑戦しました。研修中盤から電話対応研修が始まり自分は電話で話す事が苦手だと気付いた。(40代 女性)

コールセンターは、未経験からでも働きやすい仕事のひとつ。

なかには「コールセンターほど楽な仕事はない」という人もいるほど。

ただ、勤め先や配属先次第ではあるものの、朝から晩まで1日中クレーム対応を任されることも。

自分は何も悪くないのに他人から怒られるというのは、なかなかストレスが溜まりますよ。

良心を捨てきれなかった

貴金属・ブランド品のテレアポ業務の仕事に就いた時。嘘をつきまくってお客さんを騙さなければならない仕事だった。その詐欺的なやり方を他の人たちは当然のようにやっており、そのあまりの倫理感覚の違いに愕然とし、向いていないと思った。(30代 男性)

大手の消費者金融会社に勤めていましたが、返済をしないお客様にケンカ越しに怒鳴りつけている店長が怖くて、しばらく後に体が悪くなり病院に1カ月半入院しました。さすがにこの仕事は向いてないと思い数ヶ月の勤務で辞めました。(40代 女性)

消費者金融業でしたが、上司の指示と命令が道徳に反していた時に思いました。(40代 男性)

「お金のためなら手段は問わない!」

と割り切れる人でない限り、特定分野の仕事に就くことはおすすめしません。

法令に則って仕事を進めていたとしても、人間の闇の部分に触れる機会はどうしても多くなるでしょう。

デスクワークが向いてなかった

オフィスのデスクでショックを受けている男性

事務仕事で座りっぱなしの時。立って仕事がしたくて仕方がなかった。(20代 女性)

事務の仕事をしていました。電話が鳴る度ドキドキして逃げ出したくなりました。相手が見えない電話が苦手で事務は向いていないと思いました。(40代 女性)

経営企画部に配属された時、自分の仕事が急につまらなくなった。なんでも神経をとがらせて数字を追わないといけない業務に自分が向いていないということを再認識されられた。(30代 女性)

接客業から事務職へ転職した際に、今までとの環境の違いに順応できずやっていけないな、と思った。1日中座りっぱなしで自由に動けない、静かすぎる雰囲気、定時ぴったりに終われる(良いことだけども)これらに違和感がずっとぬぐえなかった。(30代 女性)

細かい事務作業は大変

経理の仕事をしていましたが、とても仕事が数字だらけで細かくて向いてないと感じました。(40代 女性)

経理系の仕事をやらされることになったのですが、細かい作業が苦手な私には本当にストレスで向いてないなと思いました。(40代 男性)

一つ一つの作業が細かく、例えば(、)がついてなかったらだめと上司に注意されたりしたことで、細かいことはできないと思いました。(30代 女性)

メールチラシやメルマガ制作の仕事をしていましたが、とにかく細かい決まりごとが多く、おおざっぱな性格の私にはむいていませんでした。(20代 女性)

勤め先によって任される仕事はさまざまですが、総じて事務系の職種は細かい作業を求められがち。

とくにお金を扱う経理部門となると、1円単位の厳密さを求められることも。

座って仕事ができることに魅力を感じる人もいますが、自由に動けないことのツラさに嫌気が差している人も少なくありません。

パソコンが苦手な方にとっても、ツラい場面は多くなるでしょう。

単純作業に耐えれらなかった

自宅のソファに倒れ込むスーツ姿の女性

私が向いてないと思った仕事は工場でのライン作業です。一日中同じことを続けているとすぐに眠くなります。そして単純作業しかない中まわりのパートさん達の文句が多いのもやりがいのない仕事だと思いました。(20代 男性)

食品工場で働いた事がありますが、クリーンルームに入る為の一連の作業が面倒くさい。トイレを我慢した事が何度もあった。いざ作業となると単純作業が延々と続く。この仕事をやって初めて自分がこのような単純作業が向いてない事に気づいた。(40代 女性)

学生の時にやった、年末のおせちを詰める工場での仕事が向いてないと思いました。単純な作業だったのですが、時間がたつのがゆっくりに感じ、とても長く辛く感じました。この経験で、閉鎖された空間で同じことをずっとやる仕事は、私には向いてないと思いました。(20代 女性)

食品ライン作業の仕事についていたのですが、単純作業過ぎてやりがいを感じられず、辞めました。(40代 女性)

同じ作業を毎日繰り返し作業をすること。毎日ただ同じ作業を機械のように繰り返す。毎日のルーティン作業は当たり前だがそれのみを就業終わりまでし続けることは苦痛に感じます。(40代 女性)

「単純作業のほうが考えなくていいので楽」という方もいますよね。

ただ、向いていない方にとっては苦痛でしかありません。

工場のライン作業などに興味がある方は、まずはアルバイトや短期派遣で試しに数日間働いてみることをおすすめします。

医療・福祉の分野も楽じゃない

優しそうな女性看護師

医療系でした。気づくのが遅かったけど、人間が苦手であることにきづいた時(40代 女性)

看護師をしていますが、新人の頃は何をしてもうまくいかず怒られてばかりでした。何が悪いのかも分からず向いてないと思いました。(30代 女性)

人の命に関わる仕事をしている時、職場に行くのが怖くて吐いてしまった時。(20代 女性)

医療関係の仕事をしています。元々生きている人間は大嫌い。なぜこの仕事しているかといえば、お金がその辺のOLよりちょっとだけ多いから。患者さんに優しく声を掛けできるスタッフを見る度、あー私この仕事向いてないんだなーって思います。(40代 女性)

優しい気持ちにで人に接することができない時に、私は看護師に向いてないとつくづく思う。(40代 女性)

患者から八つ当たりをされた時は仕方ないと感じましたがそれを上司に相談したときに、自分が悪いというような言葉を投げかけられたときは向いていないのかもしれないと感じました。患者への対応ももっとうまくできれば良かったのだろうかととても悩んだときは本当に向いていないと感じました。(20代 女性)

看護師をしていましたが、夜勤の後は疲労感がすごくて帰宅してから夕方まで寝ていたりして、時差ボケならぬ、夜勤ボケが起ってしまっていました。その後は夜勤のない日勤だけのクリニックで働くことにしました。(40代 女性)

医療の世界も向き・不向きがはっきりしますよね。

特別な想いのある方や、お金のためと割り切って働ける方ならまだしも、そうでないとツラいと感じる場面は多いでしょう。

夜勤が続くような職場だと、体力的な限界を感じてしまう人も少なくありません。

高齢者の対応も簡単じゃない

介護の仕事で男性老人のオムツ交換の時にオシッコをかけられた時(30代 女性)

介助に入った人が咳をしているのを見て気持ち悪いと思ってしまった時。(20代 女性)

介護士として勤務していましたが、ずっと友達がいなかったことから人とのコミュニケーション能力が不足していて認知症の利用者さんと接することが不可能でした。(40代 女性)

介護ヘルパーの仕事をしていて感謝される事も確かにありますが、利用者さんでも偏屈な人や明らかクレーマーなど、理不尽な事もあって精神的なダメージを受ける時があり、そういう時に向いてないと思います。(40代 女性)

職に困らないと思い、資格を取得して訪問介護に付きました。介護職の方は高齢者の方をかわいらしいと感じるようですが、私はどちらかと言えば好きではなかったのです。そういったこともあり、「この職業向いてない」と思いました。(30代 女性)

人手不足が続く介護の仕事も、生半可な覚悟で臨むことはおすすめしません。

国家資格である介護福祉士などの資格を取れば、一生仕事に困ることはないといわれますが、向いているかどうかは別問題。

また、看護師なら年収面のメリットがあるものの、介護職は条件があまり良くないという点も難しいところですね。

どんな仕事にも向き不向きがある

上司に資料を見てもらう女性

楽な仕事なんて何ひとつない、ということが今回のアンケート調査で改めてハッキリしました。

ただ、仕事によって向き・不向きがあるのも事実。

自分の適性と合っていれば大変な仕事でもやりがいを感じられたり、少なくとも苦痛に感じることは減るでしょう。

向いていない仕事を続けることほど不幸なことはありません。

あなただけではなく、周りにも迷惑をかけてしまいますよ。

冒頭でお伝えしたように、仕事の向き・不向きはやってみて初めて気づくことも多いです。

さらに、仕事内容は合っていても上司と相性が良くなかったり、会社の倒産に巻き込まれてしまうことも。

仕事選びはとても難しいですが、いつか自分にぴったりの仕事と出会いたいものですね。

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