スーツを着て仕事をする人にとって、体臭対策は面倒な悩みのひとつ。
汗をかきやすい季節はとくに、こまめにケアをしないと同僚や取引先に不快な思いをさせてしまうことも。
「営業担当のスーツが臭い!」なんて理由で取引を停止されたりしたら大変ですよね。
このページでは、スーツ着用時の体臭対策について社会人100人にアンケート調査した結果を掲載しています。
体臭が気になる方、冬場でも汗をかきやすい方はぜひ参考にしてみてください。
スーツにファブリーズなどをかける
もっとも手軽なスーツの防臭対策といえば、あなたは何が思い浮かびますか?
今回のアンケートでとくに回答が多かったのは、ファブリーズなどの消臭スプレーを活用するという声でした。
価格も手ごろですし、何より手軽に使えるのが便利ですよね。
スーツなどの衣類に限らず、部屋や車のニオイ対策として活用している方も多いのではないでしょうか。
実際にどのように消臭スプレーを活用しているのか、寄せられた回答を順にご紹介します。
スーツは出張の時しか着ない為、家でファブリーズを掛けて、ホテルでもファブリーズを掛けます。最近はホテルに置いてくれてあるところが多いです。(50代以上 会社員)
毎日、家に帰ってきたらファブリーズをスーツ上下共に全体にかけ防臭対策しています。それと合わせて、会社へ着いたらフェイスシートで顔や手を拭き防臭対策しています。あとは日常的にガムを噛むようにして口臭対策もしています。(30代 コールセンター)
ファブリーズのような商品をスーツに吹きかけ体臭を誤魔化す。シャツは香りが長続きする柔軟剤で洗えば、着ているだけで香る。また香り付きの汗わきパットが便利です。脇の臭いが気になるようなら、服を着る前に汗を抑えるクリームなどを塗るなどして対策。香水だと香りが強いものもあるので、きつ過ぎないものが好感度があるように思います。(30代 パート)
スーツそのものを洗うには時間も手間もかかるため、消臭スプレーを使っています。あとは収納ダンスなどの匂い消しも使います(40代 会社員)
気になったときに衣服用の消臭スプレーをかける。また、頻繁に洗濯ができないので週末などを利用して外干しで乾燥させることを心掛けた。(40代 事務)
家に返ると消臭スプレーを多めにかけて吊るしておく。クリーニングは2週間に1度は必ず出すが、なるべく家でも洗えるスーツを買う。(40代 事務)
特に夏場は帰宅後に消臭スプレーをかけてから収納する。ただし、香り付きの消臭剤は匂いが混ざり合って不快になることもあるので、無臭タイプを使用。(50代以上 会社員)
ジャケットは衣類用の消臭スプレーをする。脇部分の汗染み防止にあせワキパッドを貼る。脇の制汗剤は毎回必ずつける。インナーは汗をよく吸う綿のシャツを着る。パンプスにも消臭スプレーをかけて、履いた後は通気性の良い場所で乾燥させる。(30代 マンションコンシェルジェ)
スーツは着る前、着た後にかならず防臭殺菌効果のある消臭スプレーをかけてクリーニングは月1汗抜きをしてくれるところで頼んでいました。パンプスを履いていましたが、仕事から帰ってきたら10円を2枚ずついれていました。冬場は使い捨てカイロを。かなり臭いがなくなるのでおすすめです!(20代 人事兼営業)
仕事に行く際にリセッシュ除菌Exを必需品として必ず職場に持っていき防臭対策の対応をしています。喫煙者の方が多い職場なので防臭対策を行わないとスーツが臭くなるからです。(20代 事務職)
出社直後、昼食後、午後業務の合間にファブリーズダブル除菌をかけてから業務を始めます。首元、両脇を重点的にかけます。(20代 事務)
月1回はクリーニングに出す
ファブリーズのような消臭スプレーはとても便利なグッズですが、あくまでニオイを除去するだけで汚れそのものは落とせません。
できることなら月に1回はクリーニングに出して、スーツをきれいに洗いたいですね。
2~3着のスーツを着まわすようにすれば、汚れもニオイも付きにくくなるのでおすすめです。
スーツのボトムスは毎週クリーニングに出します。トップスは防臭スプレーの上にザボンをふります。(20代 営業)
スーツを4着持っていて、一週間に一度はクリーニングをしたり、スーツにも吹き掛けて大丈夫な消臭剤などを利用しています。(30代 会社員)
クリーニングにこまめに出す。(特に居酒屋など臭いの付きやすい場所に行ったり、タバコの臭いがついたとき)また、外回りのときは合間に携帯用のリフレッシュミストを使う。(30代 営業)
安いスーツで良いので何着か用意しています。また最低でも月に1度はクリーニング出すようにしています。また特に夏場は、消臭剤を利用するように注意しています。(30代 会社員)
月一回は、クリーニングに出す。それまでの間は毎晩シワとにおい取りのスプレーをする。(50代以上 会社員)
毎日違うスーツを着用し、帰宅後はファブリーズをして定期的にクリーニングに出すようにしています。(30代 金融機関営業)
頻繁にクリーニングに出すのが理想的ですが、しばらく出せないときで匂いが気になる時は、服を乾燥機で乾かすときに入れるアメリカ製のダウニーなどのドライヤーシートをポケットに忍ばせたりしてクローゼットに収納しておくことでいい匂いになります。(40代 会社員)
こまめに脱いで干しておく
クリーニングはお金がかかりますし、仕事が忙しいと取りに行くのも大変ですよね。
より手軽にできる防臭対策として、こまめにスーツを脱いで風通しの良いところに干しておくのが効果的です。
常にスーツを着ないといけない業種だと難しいものの、脱いでも問題ない職場であれば、なるべくスーツを脱いだ状態で仕事をしましょう。
少しニオイが気になってきたら、スチームたっぷりのアイロンをかけるだけでもニオイが軽減されるので試してみてください。
お風呂から出たら、湿気たっぷりの浴室にスーツを干しておくのも効果的ですよ。
室内時は上着を脱げる時は脱いでいます。今の季節だと暖房もあるし、厚着もしているので脇汗をかきやすくなるからです。靴は確かに蒸れやすくなりますね。ヒールのつま先が蒸れが溜まりやすいと思うので、仕事中は時々かかとをあげて、靴と足の間に空間を作り、空気が入るが入るようにしていました(完全に脱ぐわけではなくて隙間を作るイメージです)(40代 会社員)
汗をかくと前もって分かっているときは上着は脱いで作業します。事前にわからないときは作業後なるべく早くに制汗シートなどで拭くようにしています。(40代 会社員)
スーツで外回りをして帰った後はオフィスのベランダの風通しの良いところにすぐ陰干しして、汗の湿気や臭いが染みつかないようにしていました。(30代 営業)
晴れた日に日陰にスーツを干すようにしています。また、3日に1度程度、消臭除菌スプレーを吹きかけます。煙の多い飲食店に入った日はすぐにスプレーします。(30代 編集者)
スーツを一日着たら家に帰ってから消臭剤をかけたり風通しのいいところにかけておく。(20代 会社員)
通気性のいい場所で陰干しをしたり、アイロンをかけてみたり、匂いが気になる時は消臭スプレーをかけたりはします。後は下着や靴下など機能性のいいやつを着たりします。(30代 パート)
防臭インナーなどのグッズを活用
スーツそのものが臭いときはクリーニングやファブリーズが効果的ですが、果たしてニオイの原因はスーツだけでしょうか。
汗をかきやすい人の場合はとくに、スーツ以外の防臭対策も必須。
スーツの防臭対策が完璧でも、内側からニオイを発していると意味がありませんよね。
たとえば最近だとニオイを防いでくれる機能性インナーが各メーカーから多数販売されています。
ユニクロでもドライタイプの下着が多数販売されていますし、セール時期なら1着1,000円もしないのでお財布にもやさしいですよ。
防臭効果のあるインナーを着たり、デオドラントを脇に塗ったり、こまめに汗拭きシートを使ったりしていました。(30代 専業主婦)
下着がそもそも防菌、防臭加工になっているので、時間を掛けなくても臭いを低減できます。ずぼらなので、スーツに臭いがつかないように下着は機能付きのものを探して買いました。(20代 IT関連)
汗をかきやすい体質なので、消臭効果の高い下着を着用し、可能な時は休憩時間で一度着替えをするようにしている。(20代 会社員)
冬場でも、機能性インナーを着用して体臭・防臭対策を行っている。(40代 会社員)
スーツの内ポケットに消臭剤を常に入れてます。大きくないので目立たないようなものです。竹炭を袋詰めしたものです。(30代 介護福祉士)
下着のシャツは防臭もしくは消臭仕様のものを着用、着る前にわき、首下にメンズの香水をつける、夏は小まめに汗拭きシートで首周りを拭く(50代以上 会社員)
インナーに防臭効果のあるものを着用する。また、ワイシャツ等の洗濯には香り付きの柔軟剤を使い、汗の匂いを感じさせないようにする。(30代 会社員)
脇汗には汗取りパッドが効果的
体質的に脇汗が多いタイプの方は、汗取りパッドの活用がおすすめ。
汗を吸い取ってくれるだけでなく、イヤなニオイを防いでくれるので、暑い季節も快適に過ごせますよ。
下着に着けるタイプのものや、スーツに着けるタイプのものなど、さまざまな商品が販売されているので、気になる方はドラッグストアやAmazonなどで探してみてください。
脇に汗かきパットをつけて、肌に直接付けるロールオンのデオドラントをする(30代 事務)
汗が目立つのが嫌なので、汗脇パットを使用するようにしていました。クリーニングに出す頻度も抑えていました。(30代 事務職)
スーツを着て仕事をする時はワキ汗パットをつけております。また体臭が気になるので体にふくスプレーを使っております。(30代 会社員)
汗を良くかく脇には汗脇パッドをしたり、下着の上にはキャミソールを着るなどしてスーツに汗が直接浸みこまないようにしています。(30代 受付)
暑い日は汗ワキパッドをしています。その他は汗をかいても臭くならないように、消臭剤を脇につけてます。(30代 事務)
制汗剤を使って汗のニオイを止める
防臭タイプのインナーを活用されている方も多いですが、スプレータイプの制汗剤を根強い人気を誇っています。
冬場でも毎日かかさず使っているという人も少なくありません。
ただ、スプレータイプの場合、たくさん汗をかいてしまうと効果が薄れてしまう弱点があります。
外回りなどで汗をかいてしまったときは、シートタイプの制汗剤でふき取るのが効果的。
加齢臭が気になってくる世代の男性も、耳の裏や首筋を制汗シートで拭いておくと体臭対策になるのでおすすめです。
銀イオンは臭いを軽減してくれる他に抗菌作用もあるので、Ag+のスプレーや拭き取りシートを使っています。(20代 会社員)
一番臭ってくるのは脇です。デオドラントクリームや汗脇パッドで汗染みと臭いを抑えます。(40代 会社員)
発汗が原因となるので汗を抑えるスプレーを首や脇、胴の回りに裸の状態でスプレーする。次に腋臭を抑えるためのスプレーを噴霧する。汗をかいたスーツは、毎日陰干しし、夏場のように発汗の多い時期は1ヶ月に一度はクリーニングに出す。(50代以上 営業職)
夏場だと汗かくのでワキスプレーはもちろん、中に着るインナーも防臭効果のあるものを着ています。(冬場も暖房で意外に汗をかくので、一緒です。)あとは、制服にはファブリーズをかけときます。(40代 事務)
制汗スプレーは必ず使用します。スーツ自体は頻繁にクリーニングに出せるものではないので、着用後は風通しのいいところに干しておきます。時折、着用前にファブリーズをかけます。革靴は蒸れやすいので、仕事中は規則で許される範囲内で、サンダル等を使用するなど、革靴を脱ぐ時間を多くします。(40代 自由業)
普段は体臭が出ないように制汗スプレーをしています。帰宅した後に対策をしており、毎日必ずファブリーズで消臭しています。革靴も臭いがきつくなりますので安物ですが100均で購入した炭の消臭剤を使っています。スーツは防臭出来ていると思いますが、革靴はイマイチです。もう少し良い消臭グッズにしようと考えています。(20代 教員)
体を清潔にするのはもちろんですが、制汗剤も利用します。でも一番いいのは洗えるスーツを購入してマメに洗濯するのが一番防臭できますし、防臭効果のある柔軟剤も使えばバッチリです。(30代 営業)
普段からスーツを着て仕事をするので体臭などに関しては気をつかうようにしています。まずは汗をかかないようにすることと、無臭のスプレーをかけるようにしています。また、スーツのしたのインナーに気を配るようにしています。(40代 会社員(営業))
体臭予防用のデオドラントボディソープで体を洗う様にして、汗をかいやすい腋や足などにはデオドラントスプレーを噴霧しておきます。また、アンダーウエアは通気性・吸湿速乾性があるものを着用します。(50代以上 会社員)
1日中スーツを着ているので、汗をかきやすい夏場は特にですが、こまめに制汗シートで拭くようにしています。(20代 ブライダルサービス)
効果が高いのはロールオンタイプ
スプレータイプはササっと使えるのが最大の魅力ですが、最近人気なのは直接脇に塗り込むロールオンタイプ。
クリームを直接塗り込むタイプの制汗剤を愛用している人も多いですね。
ニオイを防いでくれるだけではなく、汗そのものを抑えてくれる効果も期待できるなど、スーツ着用時の防臭対策にぴったりです。
今までロールオンタイプを使ったことがない方は、今シーズン試しにひとつ買ってみてはいかがでしょうか。
ロールオンタイプの制汗剤を朝、脇に塗って、昼にも塗っています。(30代 事務)
脇はデオドラントの消臭ロールオンタイプをつけています。汗が服に着かないように速乾性のある肌着を身につけます。休憩時間など、1人の時は靴を脱いで蒸れないように気をつけています。(30代 会社員)
1年中、毎朝脇にロールオンタイプの消臭、脇汗防止剤を使います。スプレーよりも直塗りのほうがにおいません。スーツの脇のところに脇汗シート(肌色、白色どちらでも)をつけます。(30代 営業)
私は汗をかくと脇から臭いがしてくるので汗をかく前に脇に臭い防止のクリームを塗るようにしています。(20代 会社員)
人前に出る仕事なので、体臭特に脇の臭いには気をつけます。ここ数年は、ロールオンタイプの塗るのもを使用しています。朝塗って夜まで効果がある物が簡単で良いです。(40代 会社員)
時間があればシャワーを浴びる
朝の時間帯に余裕があるなら、シャワーを浴びてからスーツを着るのもおすすめです。
シャワーですっきり目が覚めますし、爽快な気分で仕事に迎えますよ。
体臭が気になる方は、早起きを心がけてみてください。
年齢的に加齢臭もしてくるので、40代を対象にした製品である「ルシード」のボディシャンプーやシャンプー・リンスをひととおり使って、自分自身にも気をつけていました。(40代 社会福祉士)
まず、シャワーを浴びてから出掛ける。室内であってもわき下にはオーデコロンやあせ止め剤を使用する。服には対して考えたりしていないほうだが、家族には脇のパットを下着として着用させる。足下が気になるからフットスプレーまでして、一通りである。(40代 パート)
スーツを着る前にはシャワーを浴びてデオドラントスプレーか塗るタイプのものを脇、首に塗る。(30代 エステサロン経営)
スーツを着る前になるべくシャワーを浴びて脇にロールオンのエイトフォーをつける。そしてその後シャツを着てスーツを着用する。(30代 営業事務)
朝、必ずシャワーを浴びる。食生活に気をつけます。(野菜中心にしてます)(40代 会社員)
香水をうまく使いこなす人も
普段、香水はつけていますか?
万人におすすめはできませんが、香水をうまく活用している方もたくさんいます。
つけすぎは反感を買いますし、香水の種類によっては職場に合わないことも。
そもそも飲食業や一部のサービス業だと香水を禁止している職場もありますよね。
今まで香水を使ったことがない方は、無理に挑戦しないほうがよいでしょう。
香りつき柔軟剤を使って、洗濯しています。香水もつけています。(30代 事務)
朝一番に香水をふる。匂いが気になると思ったら携帯している消臭剤で匂いを消す。(20代 会社員)
私は事務のスーツは毎日は交換できません。その為、匂いもきにしています。その対策として香水を使っています。きつめの香水は仕事上っていうか、回りの人の目も気になりますので、匂いのキツくないい香りにしてます。(20代 事務)
体臭を予防してスーツを着こなそう
働く社会人にとって逃れられないスーツ着用時の体臭問題。
さまざまな回答をご紹介しましたが、すでに実践しているものもあれば、今まで試したことがなかったものもあったのではないでしょうか。
消臭スプレーや制汗剤、機能性インナーの活用など、気になるものはぜひ試してみてください。
あなたに合った体臭対策を見つけて、暑い季節も快適にスーツを着こなしたいですね。