初めての転職活動ならまだしも、転職回数が3回、4回と増えてきたら少し不安になりますよね。

転職回数が多くて、職務経歴もバラバラ。こんな状態で次の仕事が見つかるんだろうか、と。

私はこれまで採用担当として中途採用の書類選考や面接を担当してきました。

自分が所属していた会社だけではなく、取引先からも中途採用の業務を請け負って、数多くの履歴書や職務経歴書に目を通してきました。

年齢や転職回数だけで書類選考の合否を判断している会社は実際にあります

ただ、そんなところは気にしないという会社があるのも事実です。

実録!中途採用の書類選考における合否判断基準

実録!中途採用の書類選考における合否判断基準

実際に今まで私が見てきた書類選考の判断基準を、一例としてご紹介します。

採用基準は会社ごとに異なるものですから、あくまで参考程度にご覧ください。

30歳未満で3回以上の転職歴

30歳未満で3回以上の転職歴

とある会社の中途採用における書類選考判断基準がこれでした。

30歳未満で3回以上転職していたら、どのような職務経歴であってもアウトと。

その会社では、過去に採用した人の傾向から「転職回数が多い人ほど長続きしない」と考えていました。

また、この時の採用活動では20代半ばで将来的に会社の中核を担ってくれるような人、を2〜3名採用することが目標だったために、このような基準で書類選考の合否を判断していました。

「転職活動が多いのは会社都合だったり、明確な理由があったから。」

「話をすれば、自分の魅力を理解してもらえる!」

といった声が稀に上がったりもしますが、採用に関わる担当者も時間がない中で書類選考の判断をしているため、割り切って進められることが多いですね。

転職回数は問わないが前職を1年以内に辞めていないか

別の会社では、転職活動は問わないものの、前職を1年以内に辞めている場合はいかなる場合であっても書類選考で落として欲しい、と言われていました。

1年も経たずに辞めてしまう人はガッツがない、入社前に確認すべきことを確認しておらず、安易に入社している可能性が高いため、との理由でした。

応募された方の情報を拝見していると、たまにいるんですね。

入社して半年や数ヶ月で辞められている人。

配偶者が急遽転勤になって、一緒に引っ越すことになったため、という本人には何一つ非がない形で1年以内に退職されている方もいましたが、基準は変わらず書類選考で不合格となりました。

転職回数は問わないが40歳未満で大卒以上、特定分野のスキルがあるか

転職回数は問わないが40歳未満で大卒以上、特定分野のスキルがあるか

転職回数は何回でも気にしない、という会社ももちろんありました。

とある会社では年齢は40歳未満、学歴は大学卒業以上(専門学校卒や短大卒、高卒はNG)、それに加えて特定領域の実務経験、スキルを持っているかどうかで書類選考を判断していました。

この会社では年齢の制限を設けてはいましたが、特定スキルの有無で書類選考の判断をする場合、転職回数はそこまで重視しないという会社も多いですね。

35歳で転職回数が10回以上など、あまりに多すぎる場合はチェックされるかもしれませんが。

特定の言語に強いエンジニアや、特定分野の経験をお持ちの技術者、文系職種においても経理や人事、法務に関わる仕事など。

特定分野のスペシャリストとして仕事をされてきた方であれば、転職の回数についてはそこまで気にしなくてもいいかも知れません。

もちろん一概には言えない部分もありますが。

年齢も転職回数も問わない、会社の理念に共感してくれるか

最後に、年齢も転職回数も一切問わないという会社のご紹介。

こちらの会社では基本的に書類選考で落とすことはなく、まず会社のことを知ってもらい、会社が目指していく方向性や会社が大切にしている理念、考え方に共感してくれるかどうかで選考を実施していました。

学歴も問わず、年齢も不問、転職回数やこれまでの職務経歴も関係ない。

価値観や考え方にズレがなければ、必要な知識やスキルは後からいくらでもつけていくことができる、と考えている会社でした。

新卒採用の場合、彼らには経験もスキルも何もないので、理念への共感や考え方を重視して合否を判断するということはよくあります。

ただ、このような基準で中途採用の選考をされている会社はあまり多くないですね。

興味のある会社にはまずは応募を

興味のある会社にはまずは応募を

冒頭の繰り返しになりますが、書類選考の判断基準は会社によって様々

募集の職種、応募するタイミングによっても判断基準が変わったりします。

「え、そんなところで合否を判断するの?」という会社も中にはあったりします。

転職回数だけで判断するところもあれば、年齢だけで判断している会社も。

もちろん転職回数や年齢より以上にスキルや経験を重視しているところもあります。

どういう基準で判断されているか、というのは社内の人間でない限り絶対にわかりません。

判断基準について採用担当者に尋ねてみたところで、包み隠さず答えてくれることはほぼないでしょう。

今回いくつかの会社の書類選考判断基準を事例としてご紹介しましたが、転職活動を進めていく中で興味を持った会社には、まずは応募してみるべきです。

転職回数が多かったり、年齢が高かったりしても、まずは応募してみないと前に進みません

不合格になってしまうこともあるとは思いますが、どうせダメなんだろうなと勝手に判断して応募しないのはもったいないですよ。

あなたの転職活動が、実りあるものになることを願っています。

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