エントランスで打ち合わせ中の社会人

「営業の仕事に興味があるけど、30代未経験で転職できるかな・・・」

と不安に感じる方は多いですね。

結論を先にお伝えすると、問題なく転職先は見つけられるでしょう。

ただし、まったく経験がない状態だといくつか注意点もあります。

20代ならまだしも30代となると、少なからず面接官の目も厳しくなるものです。

このページでは、30代未経験で営業職へ転職するときの注意点について詳しく解説します。

近いうちに転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

30代未経験でも営業職への転職は可能

営業職として働くスーツ姿の女性

大切なことなので何度もお伝えします、30代未経験でも営業職に転職は可能です。

dodaやリクナビNEXTなどを見てみると、営業職の求人数は常にトップクラスですし、未経験からもっとも転職しやすい職種といわれることも。

成果に応じてインセンティブが支給されたり、直行直帰で働けるなど、営業職独自の魅力もたくさん。

とはいえ、誰でも100%転職できるなんてことはありません。

そもそも営業職と一言でいっても、いろんな種類があることは知っていますか?

まずはどういった営業職があるのかについて、最低限の知識を身に着けておきましょう。

法人営業か個人営業か

まずはもっともわかりやすい点として、法人営業と個人営業のちがいがあります。

あなたが興味を持っているのはどちらでしょうか。

法人営業の例としては、以下のようなものがあります。

  • 商社(総合・専門)
  • 不動産(ディベロッパー、オフィス仲介など)
  • 金融(損害保険や生命保険、銀行、証券など)
  • 広告
  • ITサービス
  • 人材ビジネス
  • 医療機器 など

業種によっては取り扱う金額が数千万円を越えることもありますし、ダイナミックな仕事に関われるチャンスがあります。

反面、ひとつのミスが与える影響度も大きくなることは理解しておきましょう。

一方、個人営業としては以下のようなものがわかりやすいですね。

  • 自動車(ディーラーや中古車販売など)
  • 不動産(注文住宅や賃貸、リフォームなど)
  • 金融(生命保険や銀行、証券など)
  • ブライダル
  • 旅行(個人向け)
  • 引っ越し など

富裕層をターゲットにしている業種だと、個人営業でも数百万円〜のお金を扱うこともありますし、人と関わることが好きな方ならやりがいを感じられるでしょう。

ただ、個人営業メインだと、どうしても土日は仕事になりがちです。

新規メインか既存中心か

法人と個人のちがいに加えて、新規営業がメインか既存営業(ルート営業)がメインかのちがいもあります。

たとえば、あなたは年に何回引っ越しをしますか?

転勤の多い仕事に就いていたり、引っ越しが趣味でない限り、そう何度も引っ越しなんてしませんよね。

引っ越しのように、同じ顧客が何度も利用しないサービスは基本的に新規営業が多くなります。

生命保険や自動車なども既存より新規顧客メインの営業が多いですね。

一方、食品メーカーの営業だとどうでしょうか。

新規営業がゼロとは言えませんが、メインは既存顧客へのルート営業です。

既存の取引先へ新しい商品を取り扱ってもらえるようにプレゼンしたり、導入しているサービスの問題点を改善したり。

「ルート営業のほうがのんびり働けそう」

なんてことを考える人もいますが、新規と既存、どちらにも同じようにやりがいと大変さがありますよ。

PUSH型かPULL型か

営業手法についても理解しておきましょう。

よくいわれるのは、PUSH型かPULL型のちがいです。

PUSH型というのは、自分からアプローチしていく営業手法のこと。

今までテレアポの電話を受けたことはありますか? 電話営業はもっともわかりやすいPUSH型営業のひとつ。

新居に引っ越すと程なくして必ず現れる新聞屋も、PUSH型営業の代表的存在、飛び込み営業の担い手です。

一方、PULL型は反響営業ともいわれ、広告や紹介経由による顧客獲得をメインとしています。

新聞の折込チラシを見て住宅展示場へ足を運んだり、テレビCMを見て自動車のディーラーへ行ってみたり。

ゼクシィを読んで気になった結婚式場へ下見に行くのも、反響営業の代表例ですね。

直接狩りにいくか、広く罠を仕掛けるか、あなたはどちらのスタイルが合いそうですか?

未経験から転職しやすい営業職の選び方

ネクタイを締め直す中年男性

「法人よりも個人向けのほうが自分には合ってるかも・・・」

「飛び込み営業は絶対ムリだから、反響営業がしたい・・・」

いろいろと具体的なイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

ここまでご説明したように、営業職の働き方は業種や会社の方針によって大きく異なります。

では、未経験から挑戦しやすい営業職となると、どういった業種を見ていけばいいのでしょうか。

専門知識や資格を持っていないと働けない業種もあるので要注意です。

専門知識なしで飛び込める業種

未経験から挑戦しやすい業種のひとつは、無形商材を扱う業種です。

具体的には以下のような例が挙げられます。

  • 広告
  • 生命保険
  • ITサービス
  • 人材ビジネス など

もちろん商品やサービスの知識は必要ですが、入社後に身につければ問題ありません。

決められたモノや商品を売るだけではなく、顧客のニーズに合わせた課題解決の提案ができるので、大きなやりがいを感じられますよ。

加えて、身近なものや興味があるものなら、なおさら仕事内容をイメージしやすいでしょう。

転職サイトや転職エージェントを利用していれば、人材ビジネスの仕事内容もおおよそのイメージはつきますよね。

生命保険に加入しているなら、プランを提案されたときのことを思い出してみてください。

少しでも興味のある業種があるなら、求人を探してみましょう。

専門知識が必要な業種は高難易度

当然のことながら、営業職とはいえ専門的な知識が求められる業種は難易度が高めです。

たとえば以下のような職種です。

  • セールスエンジニア
  • MR(医薬営業職)

機械関係のメーカーだと、セールスエンジニア職の仕事をよく募集しています。

入社後に知識を身につけられるといっても、理系の大学を出ている程度の知識がないとついていくことは難しいでしょう。

MRについても、入社後に資格を取得する必要があります。

文系出身のMRもたくさん活躍していますが、向き・不向きがハッキリ現れる職種のひとつ。

覚悟を持って臨むなら止めはしませんが、よく考えて進むべき道を考えましょう。

持っておくと役立つ資格とスキル

「営業職に転職したいけど、特別な資格やスキルは何も持っていない・・・」

と心配する方も多いですね。

未経験からの転職となるとなおさら、何かしら資格や特別なスキルを持っておきたいと思うのは当然のこと。

「営業検定1級」のようなわかりやすい資格があればいいのですが、営業の仕事に直接的に影響する資格は残念ながら存在しません。

ただ、取得しておくことで書類選考や面接でプラスの評価につながりやす資格はいくつかありますので、3つほど例をご紹介します。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、株や不動産、年金など、お金に関する幅広い知識を活かして資産運用の手助けをする資格。

金融や不動産業界を志望するなら、取得しておくと間違いなく役立ちます。

2級以上を取得しておくと自信にもつながりますし、クライアントからの信頼感も高まって評価も上がるでしょう。

ただし、金融とは縁遠い業種を目指す場合、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていてもあまりプラスにはなりません。

簡単に取得できる資格でもないため、今後のキャリアプランをよく考えた上で取得を目指しましょう。

販売士

あまり知名度の高い資格ではありませんが、小売業界を目指すなら販売士もおすすめです。

流通・小売業界で必須の定番資格として高い信頼と評価を得ています。 検定試験は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、より高度で専門的な知識を持つ人材の育成を目指した内容となっています。。

接客業や販売職で人気のある資格で、流通業や小売業界で法人営業をするときにも学んだ知識を発揮できます。

販売士は1級から3級まであり、せっかく取得するなら2級以上を目指しましょう。

TOEIC

最後にもうひとつ、定番の資格ですがTOEICはやはりおすすめです。

外資系企業に限らず、語学スキルを重視する企業は少なくありません。

ただしTOEICスコアが700点未満の場合、履歴書に書くとマイナス評価になることも。

なかにはTOEICのスコアを一切気にせず、ビジネス英語が実用レベルであれば問題ないと判断する企業もありますね。

語学はプライベートでも役立つスキルですので、英語が嫌いでなければ挑戦してみる価値はありますよ。

未経験で営業に転職して活躍する人の特徴

広いオフィスで働くスーツ姿の若い男性

未経験で採用されるチャンスの多い営業職ですが、向き・不向きがあることは事実。

営業の仕事を楽しいと感じる人がいれば、苦痛としか思えない人もいます。

「せっかく転職したけど、やっぱりもう辞めたい・・・」

なんて状況は誰だって避けたいですよね。

ではどのような方が営業の仕事に向いているのでしょうか。

未経験で営業に転職して活躍する人の特徴を見ていきましょう。

人間関係を大切にできること

まずは人間関係を大切にできる方。

どのような営業の仕事も、すべて人と人とのコミュニケーションで成り立っています。

どれだけ有名な会社で働いていても、どれだけ素晴らしい商品だったとしても、営業の対応が悪いと顧客は離れていきます。

クライアントの懐に入るのが上手な人や、課題を抱えているお客さんに親身に寄り添える人は営業として活躍できる可能性が高いです。

発注主と業者という関係を超えて、プライベートでの付き合いも増えていけば、必然的に仕事もスムーズになるでしょう。

フットワークの軽さが重要

友人が悩んでいるとき、あなたはすぐに駆けつけるタイプですか?

営業職で活躍できる人は、総じてフットワークが軽いです。

顧客が何か悩んでいたり、困っているとき、即座にかけつけられる人。

直接訪問できなくとも、電話やメールでフォローしたり。

「この営業担当は信頼できるかも・・・」

と思ってもらえれば、後はスムーズに商談が進んでいくことでしょう。

これはザイアンスの法則と呼ばれ、接触頻度を増やすと人間関係は深まるといわれています。

単純接触効果は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc にまとめ、知られるようになった。 ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。

もちろん、むやみに顔を出せばいいというわけではありません。

やりすぎると返って嫌われてしまいますよ。

納期や約束事は必ず守る

人間関係を構築するためには、約束を守ることも大切ですよね。

「今週中に見積書をお送りしますので」

と顧客に伝えたなら、必ず今週中に対応する。

「たいして重要なことじゃないし、別に来週でもいいでしょ」

と安易に考えていると、着実にあなたの信用は落ちていきます。

どれだけ小さなことでも、納期や約束事を必ず守れる人は、営業職として成果を出せるようになりますよ。

相手の気持ちを汲み取れること

相手の気持を汲み取れることも、営業職として活躍する人に共通する大切な要素。

営業の仕事は、顧客の課題解決がメインです。

いかに悩みや不満に気づき、最適な提案ができるかが営業として活躍できるかに直結します。

自分が売り込みたいことを話すのではなく、お客さんの話をしっかり聞いて、本音を引き出せる人は営業に向いています。

話し上手よりも聞き上手の方が営業として活躍できる、というのはよくいわれる話ですね。

第一印象に気を配れること

お客さんに心を開いてもらうためには、身だしなみに気をつけることも大切です。

髪型やメイク、スーツの着こなしなど、ブランド品で身を固める必要はありませんが、少なくとも清潔感は感じられるようにしましょう。

ただし、富裕層向けの個人営業だと、それなりのモノを身に着けておいたほうがいいときもあります。

新規営業メインの場合、あなたの第一印象で商談の成否が決まるといっても過言ではありません。

パッと見た印象で不審がられたり、「この人は信用できない」と思われてしまうと、どれだけ頑張っても成果は出ませんよ。

もちろん面接においても、見た目の印象は合否にも影響を与えていると考えるべきです。

信頼できるビジネスパートナーだと思ってもらえるように、今一度身だしなみをチェックしてみましょう。

30代未経験で営業に転職するときの注意点

遠くを見つめるスーツ姿の女性

何度もお伝えしているように、30代未経験から営業への転職は可能ですが、注意すべき点もあります。

未経験で採用してくれる求人が多いということは、ライバルが多いとも言えます。

条件の良い求人ほど、倍率が上がるのは当然。

ライバルを蹴落として内定をつかみとる自信はありますか?

具体的にどのような点に注意すべきか、詳しく見ていきましょう。

営業として働きたい理由を明確に

「なぜ今になって営業に挑戦したいと思ったんですか?」

と面接官から質問されて、あなたはどう回答しますか?

20代ならまだしも、30代でなんとなく仕事を選ぶ人は面接で落とされます。

「家族を養うために、成果主義の仕事がしたい」

「営業スキルは40代、50代になっても役立つから」

理由はどんなことでも構いません。

一般的に面接でお金の話はタブーとされていますが、そんなもの気にする必要は一切ありません。

なぜ営業として働きたいのか、理由が年収アップならストレートに伝えましょう。

昇給やインセンティブ制度の有無

「営業職は稼げる!」

と考えている人は多いですが、勤め先次第なので入社すべき会社を見誤らないように気をつけましょう。

成果に応じてインセンティブが支給される会社もありますし、営業がどれだけ売上を上げても、昇給は別の基準で判断している会社もあります。

どういう給与体系になっているのか、転職サイトやホームページで細かく確認したり、面接のときも積極的に質問することが大切ですよ。

ちなみに、ルート営業がメインだとインセンティブ制度を導入している会社は少なめです。

ガッツリ稼ぎたいなら新規営業がメインの仕事を探してみてください。

コンサルティング営業に騙されない

転職サイトを見ていると、「コンサルティング営業募集!」といった表現を頻繁に見かけます。

なんとなくカッコよく見えますが、要はただの営業です。

クライアントの課題を解決するのは営業職として当然のことで、転職サイト上での見栄えを良くするために「コンサルティング営業」という表現を使っているだけのこと。

このページの前半でご説明したように、営業にはさまざまな手法があります。

見た目の印象に左右されず、具体的にどういった手法を取っているのか、きちんと確認するようにしましょう。

残業や休日出勤、持ち帰り仕事の多さ

「家族との時間を大切にしたいから、残業はなるべくしたくない」

「効率的に働きたいから、可能な限り直行直帰させてほしい」

30代にもなると、結婚や出産などでライフスタイルが変わってくる人も多いです。

ただ、営業の仕事はどうしても担当する顧客に左右されがち。

土日休みの会社でも、クライアントが土日に営業していると「レジのシステムが動かないからすぐに来てほしい!」とスマホに連絡が来ることも。

また、「弊社は残業がほとんどありません」と転職サイトに書いてあっても鵜呑みにしてはいけません。

自宅でプレゼン用の資料や見積書を作成していたり、土日でも上司からLINEで仕事の指示が飛んできたり。

理想の働き方を実現できる会社なのかどうか、きちんと見極めてから入社を決断しましょう。

離職率の高い企業への応募は要注意

「未経験者を積極採用している企業って、もしかして離職率が高いのでは?」

と心配する方もいるでしょう。

転職サイトをチェックしていると、常に募集をかけている企業も少なくありません。

残念ではありますが、数ヶ月で辞められることを前提に大量採用している企業があるのは事実。

労働時間が長かったり、売上に対するプレッシャーがキツかったり、いわゆるブラック企業である可能性があります。

とはいえ、「○○業界はブラックだ!」と安易に決めつけてしまうのもよくありません。

大変そうな業界と言われていても、労働環境の改善に力を入れて取り組んでいる企業もあります。

1社1社、きちんと見極めた上で選考に進むかどうかを判断しましょう。

転職エージェントの言いなりにならない

あなたはすでにいくつかの転職エージェントを利用していますか?

未経験で営業職を目指すなら、転職エージェントは頼もしい味方になってくれます。

あなたの希望する条件に合わせて、活躍できそうな求人を紹介してくれることでしょう。

職務経歴書を添削してくれたり、面接のアドバイスをもらえたり、まさに至れり尽くせり。

ただし、無料で使えるサービスだからこそ注意すべき点もあります。

転職エージェントも営利企業ですから、最優先事項は売上を上げること。

「希望とズレた求人をゴリ押しされた・・・」

と転職エージェントへの不満を漏らす人がいるのも事実です。

便利なサービスであることは間違いないので、使いこなすためのコツを身に着けましょう。

事前の対策で希望通りの営業職へ転職を

ガッチリ握手を交わすスーツの男女

30代未経験で営業職に転職するなら、事前の対策がとても重要です。

志望理由をはっきりさせることは必須ですし、自分に合った営業の仕事を見極めることもとても大切です。

書類選考を突破して面接に進めたら、うまく自分をアピールしないと内定は遠のいてしまいます。

未経験で選考に進むなら、なおさら自分の魅力を採用担当者に理解してもらわないといけません。

自分ひとりの力で乗り越えられる自信がないのなら、転職エージェントをはじめ第三者のアドバイスを参考にしましょう。

迷ったときはプロの力を借りるのが効率的です。

無料で利用できるものはとことん活用して、あなたに合った営業の仕事を見つけてくださいね。

あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。

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