退職届を上司に渡した女性

「会社を辞めたいけど、退職を切り出したら上司にキレられそう・・・」

「お世話になった上司を裏切るような気がして、一歩を踏み出せない・・・」

わかります、退職には勇気が必要ですよね。

不安になる気持ちも理解できますが、安心してください。

このページでご紹介する上司に退職話を切り出すコツをつかんでおけば、大きな失敗を避けられますよ。

近いうちに退職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

上司に退職話を切り出すタイミング

移動中のビジネスパーソン

上司に退職を切り出すには、タイミングがとても重要です。

お昼休憩中、愛妻弁当を食べている上司に向かって「明日で会社を辞めたいです!」と突然告げるのは社会人としてあまりに非常識。

ご飯を喉につまらせながら、「ふざけんな!」と上司にキレられても仕方ありません。

手グセの悪い上司だと、ウインナーあたりが飛んでくるかもしれませんね。

円満退職を目指すために、上司に怒られない退職を切り出すべきタイミングについて考えていきましょう。

就業規則で退職ルールを確認する

退職を決意したなら、まずは就業規則で退職に関するルールを確認しておきましょう。

会社によってルールはさまざまですが、「退職したい日の1ヶ月前に退職の意志を伝えること」と定められていることも多いです。

なかには2ヶ月前に通告が必要という会社もあるので要注意。

引き継ぎなども考えると、1〜2ヶ月前というのは妥当といえるでしょう。

ただし、いずれの場合であっても2週間前に退職意思を伝えれば退職できます。

これは就業規則と関係なく、民法で定められていることです。

民法では期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間で終了することとなっており、会社の同意がなければ退職できないというものではありません。(民法第627条)

法律で定められているといっても、円満退職を目指すなら会社のルールに則って手続きを進めるのがベストですよ。

未消化の有給休暇日数も確認しておく

退職ルールを確認したなら、有給休暇がどれくらい残っているかもチェックしておきましょう。

あらかじめ有給休暇の残日数を把握しておけば、有給消化を計算した上で退職日を調整できます。

毎月もらえる給与明細に、有給の日数が記載されている会社もありますね。

調べ方がわからない場合、社内の人事担当に確認してみるのもひとつですが、ほとんど有給休暇を使っていないなら在籍年数から簡単に計算できますよ。

有給休暇の日数を確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

契約社員は契約終了まで待つのが基本

もしあなたが契約社員として働いているのなら、基本的には契約期間終了まで待たないといけません。

契約終了前に退職できるのは、以下のどちらかに該当する場合に限られます。

  • やむを得ない事由がある場合
  • 会社と従業員が退職に合意した場合

「転職したいから」という理由は、やむを得ない事由に含まれない点に注意しましょう。

とはいえ、会社としてもやる気のない人材をダラダラと働かせたくはありません。

上司に相談してみると、すんなり退職させてくれることも多いですよ。

就業時間外に切り出すのがベター

上司が弁当を食べているときに切り出すのは論外として、どのタイミングで上司に声をかけるのがベストでしょうか。

ひとつの目安として、定時を過ぎてから切り出すのがベターです。

会社を辞めることはあくまであなた個人の問題なので、勤務時間内に上司の時間を奪うのは失礼とも言えます。

ただ、「そんなに細かいことは気にしない!」という上司も少なくありません。

朝から晩まで予定がパツパツに埋まっている日や、バタバタしているタイミングを避けて、「折り入って話したいことがある」と呼び出しましょう。

二人きりで話せる場所を選ぶ

18時を過ぎた頃、ほかの同僚もまだオフィスに残っているなか「来月いっぱいで辞めたい」と上司に打ち明けるのもよくありません。

会議室や打ち合わせスペースなど、二人きりで話せる場所を選ぶべきです。

上司と二人で外出する機会があったなら、そのタイミングで話を切り出しても問題ありません。

どのような形であったとしても、退職の申し出は会社にとっていい影響を与えません。

社内の雰囲気が悪くなりかねませんし、悪い噂話が広まってしまう可能性もあります。

関係者以外に退職の意思を知られないためにも、適切な場所を選んで退職話を切り出しましょう。

メールで済ませようとしてはダメ

社内のコミュニケーションツールとして、SlackやChatWorkなどを活用している職場も多いですね。

ただ、退職の意思は直接言葉で伝えるのがマナーです。

メールで一方的に送りつけるのも身勝手な印象を与えてしまいます。

「そんな重要な話をメールで送ってくるな!」と怒られてしまいますよ。

退職を切り出すときに上司を怒らせることはデメリットしかないので、くれぐれも丁寧に進めましょう。

人事面談などの機会を活用する

半年や1年に1回、人事や上司と面談の機会が設けられている職場もありますね。

うまくタイミングが合えば、面談の際に退職の意志を伝えるのもひとつです。

直属の上司だけではなく人事も同席していれば、退職手続きもスムーズに進められますよ。

なるべく忙しい繁忙期は避ける

あなたの職場は毎年何月頃が忙しいですか?

退職時期をある程度調整できるなら、繁忙期は避けるのがベター。

上司だけではなく、少なからず同僚にも迷惑をかけてしまいます。

とはいえ、最優先されるべきはあなた自身のこと。

「もう二度と繁忙期を経験したくない・・・」

「1日でも早くこの会社を去りたい・・・」

と感じているのなら、決してムリはしないでください。

「うちの職場に繁忙期なんてとくにないけど・・・」

という方は、時期を気にする必要はありません。

タイミングを見計らって、上司に退職を切り出しましょう。

ボーナス支給前も避けたほうが得

あなたの勤め先は、いつボーナスが支給されますか?

ボーナスのタイミングが迫っているのなら、きちんと満額支給されてから退職を切り出しましょう。

もしボーナス支給前に退職の話をしてしまうと、減額される恐れがあります。

さらに、ボーナス支給日より前に退職すると、基本的にボーナスは1円も振り込まれませんよ。

せっかく頑張って働いたんですから、もらえるものはきちんともらってから辞めましょう。

退職話の切り出し方で失敗しないコツ

上司と向き合って話している男性

ここまで上司に退職を切り出すタイミングについてご説明しました。

「でも具体的にどんなことを上司と話せばいいの・・・?」

と迷ってしまう人も多いですね。

ここからは、退職を切り出す際の注意点について詳しくご説明します。

実際に上司を呼び出す前に、基本的なポイントをチェックしておきましょう。

伝えるべき相手は直属の上司

まずは基本のおさらいとして、最初に退職の意思を打ち明けるべき相手は誰だと思いますか?

そうです、あなたの直属の上司です。

最もお世話になっている人であり、あなたの監督を任されている立場の人に退職を切り出しましょう。

それなりの規模の会社だとなおさら、いきなり社長や人事部長に話をするなんてできませんよね。

「レポートラインがちがうだろ!」

とあなただけではなく、直属の上司まで怒られてしまいますよ。

数十名規模の会社で、これといった部署やチームがないようであれば、直接社長に話をしても問題ありません。

信頼できる同僚以外に口外しない

注意すべき点は、上司より先に同僚へ話さないように気をつけること。

最悪なのは、あなたの退職意思が同僚から先に上司に伝わってしまうこと。

短気な上司だと怒るのは避けられませんし、そうでなくとも上司を悲しませることになるでしょう。

ただし、心から信頼できる同僚であれば上司より先に話しておいても問題ありません。

「来月いっぱいで退職しようと思ってる・・・」と相談したくなるときもありますよね。

その際は、必ず口外しないように強くお願いしておきましょう。

前もって匂わせておくのも効果的

上司と2人で飲みに行くほど仲が良いのなら、前もって退職の意志を匂わせておくとスムーズにことが進みます。

たとえば「来年の春くらいには新しい仕事がしたいなー」など、軽い感じで退職をほのめかしておくのです。

突然退職を切り出すより、前もって伝えておけば「やっぱり本気で転職しようと思います」と話を進めやすくなりますよ。

上司としても「あいつはいつか辞めるかもしれない」と最低限の心の準備はできていますから、少なくとも感情的に怒られることはないでしょう。

ガッカリさせてしまうことは避けられませんが、あなたの人生は上司のためにあるのではありません。

会社に解決できない理由を述べる

「なぜ辞めるんだ?」

と上司から質問されて、あなたはどう回答しますか?

退職理由は会社に解決できない内容にしましょう。

よく使われる退職理由としては以下のようなものが挙げられます。

  • 家庭の事情(介護・育児・転勤など)
  • やりたい仕事が他に見つかった
  • 知人から一緒に働こうと誘われた
  • 体調に限界を感じている など

会社に解決できない個人的な理由であれば、上司も引き留めようがありません。

ポジティブな理由なら、なお良いでしょう。

幼い頃からの夢を叶えたい、本当にやりたいことが見つかった、などの理由も定番ですね。

不平不満を述べるのは禁物

「こんな会社でもう働きたくないから」

と会社や仕事内容に対する不満から退職を決意する人はとても多いです。

ただ、退職を切り出すときに不平不満を並べるのは止めておきましょう。

なぜならその場で打開策を提示されてしまうからです。

給料の低さが原因なら、「来月から給料をアップするから!」と引き止められてしまいます。

「残業がしんどくて・・・」といえば、「明日から可能な限りノー残業で帰っていい!」と返されるかもしれません。

あれもこれもと理詰めされると、非常に面倒くさくなりますよ。

また、愛社精神の塊のような上司も一部存在します。

会社に対する文句をいうと、我が子を傷つけられたかのように激昂してくることも。

リスクしかないので、退職理由を問われても会社に対する不平不満はぐっと飲み込んでおきましょう。

意思が固いことをアピールする

退職を切り出すときは、意志が固いことをアピールすることも大切です。

上司に迷いを感じ取られてしまうと、うまく丸め込まれてしまうこともありますよ。

あなたをどうにかして引き止めようと、たとえ上司からどのような条件を提示されたとしても、キッパリと断りましょう。

上司があなたの退職に反対する理由

そもそも、なぜ上司はあなたの退職に反対するのでしょうか。

一概に言えない部分もありますが、ひとつは自分が怒られたくないからです。

あなたの退職理由次第では、上司が責任を背負わされることもあるでしょう。

「(おまえが今退職したら、来月の俺のボーナスが減ってしまうだろ・・・!)」

「(ここまで無傷でやってきたのに、次の昇進に響いてしまうじゃないか・・・!)」

自身の保身で頭がいっぱいの上司も多いです。

自分のことしか考えない上司に情けをかける必要なんて一切ありませんから、なにを言われても冷静にあしらいましょう。

本当にあなたを必要としている

「俺を超えてくれる逸材だと信じていた・・・」

「次期役員候補として育てているつもりだった・・・」

自身の保身なんて一切考えず、本気であなたを必要としているケースも少なくありません。

それだけあなたを高く評価していたということです。

情に訴えられると気持ちが揺らいでしまうかもしれませんが、「だったらもっと待遇を良くするべきだろ」と割り切りましょう。

極稀にですが、上司と部下以上の感情を抱いているケースもあります。

退職までに何らかのアプローチがあるかもしれませんが、異性として(または同性として)興味がなければきっぱり断りましょう。

どういう形であれ、後腐れのないようにするのがベストです。

あっさり退職を認めることも多い

「えっ辞めるの? あ、そう了解。じゃ退職届出しといて」

意外なほどあっさり退職を認めてくれることも多いです。

まともな上司なら、あなたの表情ひとつで本気かどうかわかりますし、本気の相手を引き止めても無駄だと理解しているでしょう。

引き止めに時間をかけるより、あなたが抜けた後のチームでどう成果を上げていくか、欠員をどう補充するかを早く考えたいのです。

あなたの上司に人としておかしなところがないなら、必要以上にビビってしまう必要はありませんよ。

退職届は退職日が決まってから提出

「退職の話を切り出すときに退職届って用意しておくべきかな・・・」

と疑問に思う方も多いですが、退職届は退職日が決まってからで問題ありません。

退職届には退職日を記載することが一般的です。

上司と退職日を調整してからでないと、退職届は書けませんよ。

受け取らないときは内容証明で送りつける

「絶対に退職届なんて受け取らないからな!」

と駄々をこねる幼稚園児のような対応をしてくる上司も稀にいます。

でも大丈夫、内容証明郵便をはじめ、記録が残る方法で退職届を送りつければ問題ありません。

退職届として提出した場合、会社に到達した時点で効力を発揮します。

原則として退職届の撤回はできませんので、覚悟を決めてから送りましょう。

退職届の書き方や一般的なルールについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

理想は事前に内定をもらっておくこと

笑顔で握手を交わすスーツ姿の女性

「実はすでに内定をもらっていて、○月から入社する予定なので」

上司に退職を切り出すとき、事前に用意しておきたい最強の武器は内定です。

在職中に転職先から内定をもらっておくことのメリットについて、改めて見ておきましょう。

上司が退職に反対しづらくなる

「仕事が忙しすぎて転職活動なんてできない・・・」

という方もいますが、内定さえあれば上司は出せるカードが1枚もなくなってしまいます。

一方、まだ転職先が決まっていない場合、「次の仕事はまだ決まっていないんだろう?」と上司に付け込まれてしまうことも。

万が一「そんなの認めない!」と上司が激昂しても、本気で相手にする必要はありません。

民法で定められているように、上司にあなたの退職を止められるだけの力はありませんので。

転職先を聞かれても教えない

「どこに転職するんだ?」

と上司に聞かれる可能性も高いですが、正直に答える必要はありません。

「メーカ系の会社で、社名はちょっと・・・」と断りましょう。

もちろん、人として100%信頼できる上司になら伝えても問題ありません。

退職後も良好な関係を築いていけるでしょう。

注意すべきは、人として問題のある上司。

万が一転職先を伝えてしまうと、なにをされるかわかりません。

極端な場合、匿名であなたの評判を貶めるようなことをされることも。

あまりに悪質なことをされた場合、早めに弁護士などの専門家に相談して大人のケンカに持ち込みましょう。

会社を辞めさえすれば上司なんてただの他人、容赦する必要は一切ありません。

競合他社への転職も気にしない

「ライバル会社になんて転職したら許さないぞ」

と上司から脅される人もいますが、ほとんどの場合、職業選択の自由が優先されます。

競合他社への転職が大きな問題に発展することは滅多にありません。

ただし、あなたが取締役や事業部長などの役職に就いていて、重要な機密情報を自由に閲覧できる立場でライバル企業へ転職した場合は注意が必要です。

顧客リストを横流ししたり、取引先を奪ったりして損害賠償請求などのトラブルに発展した例もあります。

ろくに権限を持っていなかったなら、競合他社への転職を心配する必要はありませんよ。

収入が途絶えることを防げる

あなたは今、貯金がどれくらいありますか?

「仕事が忙しいし、転職活動は退職してからはじめよう」

と甘く考えていると、最悪の場合、貯金が底をつきます。

転職先がすんなり見つかる保証なんてありません。

どれだけ優秀な人でも、うまく条件がマッチしないとダラダラと転職活動は長期化していくものです。

在職中に転職先を確保しておけば、貯金が減ってしまうことを最小限に防げますよ。

気持ちよく有給消化を楽しめる

このページの前半で、どれだけ有給休暇が残っているか確認すべきとお伝えしました。

有給消化とは、いわば社会人に与えられたボーナスステージ。

転職先がまだ見つかっていない状態だと、せっかくの有給消化を楽しめません。

一方、次の仕事がすでに決まっていれば、有給消化はまさにパラダイス。

たっぷり残っていれば、2週間前後まるまる仕事を休めます。

せっかくの長期休暇ですから、海外旅行を楽しんでもいいでしょうし、国内の有名どころの温泉を巡ってみるのもいいじゃないですか。

昼過ぎまでベッドでダラダラ過ごしたり、気になっていた映画や海外ドラマ、アニメを朝まで延々と見たり。

こんなに自由に使える時間なんて、滅多にありません。

毎年きっちり有給休暇を使っていた方は対象外ですが、今までろくに有給休暇も使わず働き続けてきたなら、最後くらいハメを外しちゃいましょうよ。

勇気を振り絞って円満退職を目指そう

気持ちよく伸びをしている女性

勇気が必要なのは、転職に限った話ではありません。

結婚に離婚、独立に起業、車やマイホームの購入など、人生に大きな変化が訪れるとき、何のためらいもなく一歩を踏み出せる人は少ないものです。

でも大丈夫、ドキドキするのは今だけですから。

切り出してみればあっさり話が進むことも多いですし、万が一反対されたとしても、会社を辞められないということは絶対にありません。

ちょっとの勇気を出して退職話を切り出せば、明日の朝はきっと今までにないくらい気持ちよく目覚められますよ。

転職エージェント人気ランキング

リクルートエージェント

リクルートエージェント
評判 5.0
特徴 転職支援実績No.1
エリア 全国

マイナビエージェント

マイナビエージェント
評判 4.0
特徴 20代の転職に強い
エリア 関東・関西メイン

WORKPORT

ワークポート
評判 3.5
特徴 転職決定人数No.1
エリア 関東・関西メイン
あなたに合う転職サービスを探す
お住いの地域
あなたの年齢
直近の年収
希望の職種
希望の雇用形態