デスクワークに疲れている男性

あなたは今の給料に満足していますか?

「大変な仕事ほど給料が高い」

と思われがちですが、残念ながら現代の日本において、仕事の大変さと賃金の高さは比例しないことも多いです。

給料が多少低かったとしても、仕事で楽ができるなら納得できる方もいることでしょう。

現実には、低賃金なのに仕事が大変という企業が少なくありません。

もしあなたが転職を考えているなら、低賃金×重労働の会社への入社は絶対に避けるべきです。

このページでは、仕事に見合った給料をもらえる企業へ転職するためのコツについて詳しく解説します。

給料が安いのに仕事が大変な職場は多い

あなたの年収はいくらですか?

大手転職サイトのdodaが調査した【年代別の平均年収】をご覧ください。

年代別平均年収

出展:平均年収ランキング2017(年齢別の平均年収)- doda

業種や職種によって差はあるものの、20代で約350万、30代で450万が平均値となっています。

残業ばかりしているのに、平均年収より低かった・・・

という状況はなるべく避けたいですよね。

給料が安いにもかかわらず、大変な仕事を任される職場は意外なほど多いです。

大きく2つのケースがありますから、それぞれについて見ていきましょう。

薄給かつ長時間労働を強いられるケースは多い

各種メディアで報道されている通り、飲食業やトラックドライバーなど、給料が安いのに仕事が大変な例があることは事実。

PRESIDENT Onlineでも、代表的な職業の例を解説しています。

過労の率が高いにもかかわらず、給料が安い。そんな職業も結構あります。

飲食調理、接客・給仕、自動車運転などは、過労死予備軍の率が相対的に高いにも関わらず、平均年収は全職業を下回ります。

少子高齢化に伴い、需要が増している職業ですが、人手不足が効いているのでしょう。それでいて、薄給というのはキツイ。

長時間労働に加えて、休みが取りづらいという問題も散見されます。

月に4日しか休めなかったり、有給休暇を一度も使ったことがなかったり。

もちろんすべての企業が該当するというわけではありません。

誰もが知っているような有名な企業でも、入社してみたら低賃金×重労働だったという例もあります。

転職先として検討するときは、きちんと見極めることが大切です。

残業なしで所定勤務時間内の仕事が大変な場合も

仕事によっては時間外勤務がない(残業代不払いではなく、本当に存在しない)場合もあります。

「残業がないなんて、素晴らしいホワイト企業だ!」

と安易に判断するのは非常に危険。

なぜなら時間外勤務がないからといって楽な仕事とは限らないからです。

所定勤務時間内の仕事が猛烈に大変で、ずっと動き回っているような職場もあります。

タバコ休憩で席を外すなんて許されませんし、常に高いパフォーマンスを求められて、ストレスを感じてしまう人も。

某大手企業に至っては、オフィスの椅子をすべてなくし、1日中立った状態で仕事をさせているという噂が広まったこともありました。

条件面だけで転職すると失敗するリスクが高い

自宅のソファに倒れ込むスーツ姿の女性

転職先を選ぶとき、あなたはどういった条件を重視しますか?

給料や仕事内容、通勤時間、福利厚生など、人によって会社を選ぶポイントはさまざま。

どのような条件で選ぶとしても、条件面だけで転職先を選ぶことはおすすめしません。

低賃金なのに仕事が大変な企業に入社してしまうリスクがあるからです。

法令遵守は当然として、しかるべき賃金を払ってくれる企業なのか、必ず入社前にチェックしておきましょう

給与以外の福利厚生に惑わされない

福利厚生が充実している会社は魅力的に見えますよね。

しかしながら、なぜ福利厚生に力を入れているのか、裏を考えておくことも大切です。

仕事が大変で賃金の低い企業の場合、欠点をぼやかそうとして、さまざまな独自の福利厚生などを用意していることもあります。

  • 基本給以外の各種手当がやたらと多い
  • バーベキューなどの社内行事がたくさんある
  • オフィスに炊飯器があり、温かいご飯が食べられる
  • 誕生日休暇など、独自の休暇制度が充実している など

賃金に見合わない大変な仕事に就いている限り、あなたの努力はなかなか報われません。

どれだけ福利厚生が充実していても、参考程度に考えましょう。

なかには純粋なホワイト企業もありますから、よく見極めてください。

きちんと残業代を払ってくれるか

一部の例外を除き、残業代の不払いは基本的に法令違反です。

しかし年俸制などを理由に、残業代を払わない例も。

いくら基本給が高くても残業代が払われない場合、時給に直すと最低賃金未満となることもあります。

面接の場においては、残業に対する認識をたずねることもひとつの方法です。

もし「残業は従業員の能力不足」「残業は従業員が勝手にやっていること」などという発言がみられる場合は、くれぐれも慎重に判断することをおすすめします。

年間休日は本当なのかよく確認を

時折見かける例として、「1年の半分は休日です」といったうたい文句で求人を出している企業があります。

休日の多さだけに注目しがちですが、1回の勤務時間に着目することを忘れずに。

8時間勤務ならば、文字通り1年の半分は休日ということになります。

また以下のような勤務形態の場合も、法定休日や所定休日が付与されていますから問題ありません。

  • 土曜日:午前11時出社、翌日まで勤務
  • 日曜日:正午に退社(明け休)
  • 月曜日:休み
  • 火曜日:休み
  • 水曜日:午前11時出社、翌日まで勤務
  • 木曜日:正午に退社(明け休)
  • 金曜日:休み
  • 土曜日:休み

しかし企業によっては、1日おきに24時間勤務を繰り返す場合もあります。

特別な事情がない限り、月間の労働時間が法定労働時間を大きく超えるような会社への転職はおすすめしません。

低賃金かつ重労働な企業へ転職しないために

頭を抱えて座り込んでいる女性

では実際に転職活動を進めていく上で、低賃金×重労働な会社へ入社しないために、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

ハローワークが難色を示す企業は避ける

大前提として、低賃金かつ仕事が大変な企業には、なかなか人が集まりません。

常に中途採用の募集が行われていますから、ハローワークで見かける機会も多くなるでしょう。

募集条件がよく見えるものもありますから、あなたはハローワークに紹介を希望するかもしれません。

ハローワークの職員が少しでも難色を示したなら、応募を再検討したほうがよいでしょう。

ハローワークはある程度企業の実態を把握しています。

かといって求職者に対して「この企業はブラック企業です」というわけにもいきません。

職員の表情や対応に違和感を感じたのなら、もしかすると過去に従業員と何らかのトラブルがあった会社なのかもしれません。

よく考えて面接へ進むようにしてください。

面接で労働条件について確認する

面接の場で労働条件について細かく確認することも大切です。

平均残業時間や年間休日日数など、定量的に判断できる情報だけではなく、1日の仕事の進め方や求められるレベルなども把握しましょう。

残業や休日について説明をぼやかしたり、話をそらそうとするような会社は危険です。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、しつこいくらい細かく質問しておいて損はありませんよ。

転職エージェントを積極的に利用する

「面接官に労働条件について直接質問するのは気が引ける」

「本当にこの会社に転職していいのかアドバイスがほしい」

気になっている会社の実態を正しく把握したいなら、転職エージェントの利用がおすすめ。

ハローワークと同じように、転職エージェントも紹介先の労働条件や勤務実態をおおよそ把握しています。

転職サイトやホームページから得られる情報と比べて、より突っ込んだ情報を得られますよ。

そもそもどういった人材を求めているかを把握していますから、あなたが入社後に活躍できるかどうか、客観的な意見をもらえることでしょう。

とくに仕事がどれだけ大変かは入社してみないとわからないことも多いです。

無料で利用できる転職エージェントを最大限に活用して、入社後のミスマッチを防ぎましょう。

入社すべき転職先を見誤らないように事前調査を

パソコンの前で遠くを見つめる男性

せっかく仕事をするのなら、できるだけ給料の高い会社で働きたいですよね。

しんどい仕事をしているのに、競合他社と比べて給料が圧倒的に低いなんて最悪。

低賃金かつ重労働なブラック企業を世の中から減らすためにも、事前にきちんと見極めて入社しないことが大切です。

会社の評判や労働環境など、ネットで調べられる情報もありますが、どこまで真実なのか判断できないものも多いです。

ハローワークや転職エージェントなど、第三者の意見も活用して、しかるべき額の給与を受け取れる会社に転職しましょう。

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