考え事をしているオフィスレディ

「まだ入社して数日だけど、この仕事もう辞めたい・・・」

と悩んでいる人って意外なほど多いです。

事前に聞いていた話と全然ちがう仕事を任されたり、絵にかいたようなブラック企業だったり。

本気で会社を辞めたいと思ったなら退職すべきですが、「入社して数日だと、さすがに問題になるのでは?」と不安になるのも仕方ありません。

そこでこのページでは、入社してすぐ会社を辞めたいと思ったときの注意点について詳しく解説しています。

試用期間中に辞めようと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

入社後1週間以内の退職は意外と多い

退職届を作成中の男性

例年、春になると新入社員の退職がSNSやネットニュースをにぎわせます。

入社してすぐ退職したらまずいのでは・・・?

と思えるだけ、あなたはまともな社会人といえるでしょう。

なかには入社した翌日から音信不通になってしまう人や、親から退職の連絡をさせるような人もいます。

新入社員ならまだしも中途採用でそれはないでしょう、と考える人もいますが甘いです。

中途だろうと新卒だろうと、すぐに辞める人はいます。

「まだ入社して1週間も経ってないし・・・」

なんてこと気にする必要はないので、本当に辞めたいと思ったなら真剣に退職を検討すべきです。

どうせ辞めるなら早いうちに

あなたが会社を辞めたいと思った理由は何ですか?

仕事がうまくできない、周りのレベルについていけないなど、時間の経過で解決する問題なら退職を焦る必要はないかもしれません。

反対に、あなたの努力でどうにもできないことが原因なら、早めに退職したほうがよいでしょう。

入社してみたら想像以上のブラック企業だった、上司が人として終わっていたなど、あなたひとりの力で解決できない問題はたくさんあります。

「こんな会社、早く辞めたい・・・」

と思ったまま仕事を続けることほど不幸なことはありませんよ。

無理を続けると体調を崩してしまうリスクもありますから、どうせ辞めるなら早めに判断するのが正解です。

そもそも試用期間とは何なのか

現在、試用期間で働いている方も「この会社、もう辞めよう」と思ったなら、結論を後ろ倒しする必要はありません。

そもそも試用期間とは何なのか、あなたはうまく説明できる自信はありますか?

試用期間とはその名の通りお試し期間のことで、働く側・雇う側がお互いに見極めるための期間です。

法律で定められたものではなく、試用期間を定めていない企業も少なくありません。

「試用期間だから、いつでも辞めれるんでしょ?」

と勘違いしている人もいますが、試用期間といえど退職の手続きは本採用後と変わりません。

同様に会社側も「もう明日から来なくていいよ」と即日で解雇するなんてことはできないのです。

ただし、「期待外れだったので本採用はしません、試用期間が終わる来月末で退職してください」というケースはありえます。

退職手続きは職場のルールに従う

入社して数日だろうと、試用期間中の退職だろうと、実際に会社を辞めるときは職場のルールに従って手続きを進めましょう。

まともな会社であれば、就業規則などに退職時のルールが記載されているはずです。

退職日の1カ月前に上司に通知というのが一般的ですが、なかには2カ月前の通知が必要というケースも。

「あと1カ月も仕事を続けるなんて無理・・・」

という方は、法律上だと14日前に退職の意思を伝えれば会社を辞められる、という事実を知っておきましょう。

いずれも場合でも、まずは上司と相談することが大切です。

会社側としても、やる気のない人間は早めに去って欲しいのが本音ですから、あなたが希望すれば即日で退職させてくれるかもしれませんよ。

無断欠勤やバックレは社会人失格

「辞めたいって言ったら上司に怒鳴られそう・・・」

と心配する人もいますが、無断欠勤や突然バックレる行為は社会人として失格。

健康保険や年金の切り替えなど、退職に伴っていろいろな手続きも発生しますから、きちんと直接退職の意思を伝えましょう。

「おまえを採用するのに、いくらかかったと思ってんだ!」

なんてことを言ってきたとしても、気にする必要はありません。

辞めてしまえば上司なんてただの他人ですから、ほんの少しだけ我慢してください。

家族に連絡がいく可能性もある

それでも無断でバックレた場合、会社からあなたの家族に連絡がいく可能性があります。

とくに入社時に身元保証書を提出している場合、保証人の連絡先を記載したはずです。

家族にも迷惑をかけてしまいますから、社会人として最低限のマナーは守りましょう。

履歴書に実家の住所や連絡先を記載せず、身元保証書も提出していなければ、家族に連絡がいくことはないでしょう。

だからといってバックレを推奨するわけではありませんが。

退職代行サービスを利用してみる

「どうしても上司に退職の意思を伝えるのが怖い・・・」

「会社に行こうとすると涙が出てきてしまう・・・」

という状況にまで追い込まれているなら、退職代行サービスを使ってみてはいかがでしょうか。

3~5万円程度の費用はかかるものの、上司への連絡をはじめ、退職関連の手続きを丸投げできます。

退職代行について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

面接で必ず質問される退職理由

2名の面接官と若い社会人女性

どうにか退職できたとしても、問題は次の仕事探しです。

ご想像の通り、入社数日で辞めたという事実は転職活動においてマイナス評価に直結します。

採用担当者がもっとも嫌がるのは、せっかく採用した人にすぐ辞められること。

「なんであんなやつ採用したんだ!」

と現場から怒られますし、採用担当者自身の評価にも影響が出てしまいます。

だからこそ入社数日で辞めた人材を面接するときは、どうしても慎重になってしまうのです。

場合によっては書類選考段階で不合格にされてしまうケースもあるでしょう。

では、どのようにして圧倒的不利な面接を乗り越えていけばいいのか、具体的な対策方法について見ていきましょう。

事前に聞いていた話とちがった

入社してすぐ辞めたとき、もっとも汎用性の高い退職理由は「事前の話とちがった」です。

  • 面接で聞かされた話とまったくちがう仕事だった
  • 事務職で入社したはずなのにテレアポをさせられた
  • 残業なしと聞いていたのに初日から終電だった など

要は「だまされたので私は悪くない」という印象を面接官に与えられれば、大きなマイナスにつながることはないでしょう。

注意したいのは、「思っていた仕事とちがった」と受け止められないようにすること。

「聞いていた話とちがった」と「思っていた仕事とちがった」は似ているようで大きく異なります。

想像していた仕事とちがったという理由だと、入社前にきちんと確認しなかったあなたにも非があるということになりかねません。

ちょっとしたニュアンスのちがいで面接官の受け止め方は大きく変わるので、くれぐれも気を付けてください。

入社数日でも経歴はごまかせない

「履歴書から消しておけばバレないのでは?」

と考える人もいそうですが、残念ながらあきらめてください。

入社数日で退職した場合でも、雇用保険には記録が残っています。

雇用保険に未加入ならバレないかもしれませんが、いまどき雇用保険に加入しない会社を探すほうが大変です。

うまく隠し通せたとしても、万が一入社後に経歴詐称がバレてしまうと、懲戒解雇などの処分を下されることも。

経歴をごまかす行為はリスクが高すぎるため、正直に記載しましょう。

面接が苦手な人ほど事前対策を

転職先を探すとき、退職理由はほぼ間違いなく質問されます。

とくに入社数日で辞めている場合、退職理由について質問してこない面接官はいません。

「その程度のことで退職する人なんだ」と思われるのか、「そういった理由で退職したなら仕方ないな」と思われるのかは、あなたの回答次第。

緊張すると頭が真っ白になってしまったり、面接に苦手意識がある方は事前に練習しておくことをおすすめします。

たとえば転職エージェント最大手のリクルートエージェントでは、受講者満足度99%の面接力向上セミナーを定期的に開催しています。

どんな企業も面接は一発勝負ですから、本命の会社の選考を受けに行く前に受講してみてはいかがでしょうか。

入社数日での退職を繰り返さないように

パソコンの前で考え込んでいる男性

「入社すべき会社を間違えた・・・」

と感じたなら、決して無理をせずに早めに退職することを考えましょう。

ただし、入社してたった数日で退職する行為は、少なからず不利な立場で転職活動に臨むことになります。

絶対に避けるべきは、同じ失敗を2度3度と繰り返すこと。

職歴が荒くなるほど転職活動の難易度が上がりますし、転職先の選択肢もどんどん狭まっていきますよ。

会社選びに迷ってしまう方は、転職エージェントでキャリアカウンセリングを受けてみるなど、無料で利用できるものを積極的に活用してみてください。

次こそ自分に合った仕事を見つけられるように、入社すべき会社を慎重に判断しましょう。

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