月曜の朝は憂鬱ですよね。
楽しかった休日から現実に引き戻されて、ストレスばかりのつまらない仕事に時間を奪われる日々がまた始まるのです。
日曜のお昼くらいまでは楽しい気持ちでいられても、太陽が傾くに連れて気持ちも少しずつ沈んでいってしまいます。
できることなら、清々しい気持ちで月曜の朝を迎えてみたいですよね。
そこで今回は月曜が憂鬱で会社に行きたくないときに考えるべきことについて詳しくご説明します。
月曜の朝が憂鬱すぎて仕方ないのなら
サザエさん症候群なんて言葉もあるくらい、月曜の朝を憂鬱に感じている人はとても多いです。
サザエさん症候群とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
海外でもBlue Monday(青の月曜日)といわれ、休日明けの仕事にストレスを感じているのは日本国内に限った話ではないのです。
ではこの憂鬱な気持ちから抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。
順を追ってご説明していきます。
何が変われば憂鬱から抜け出せるのか
憂鬱な気持ちから抜け出したいと思うなら、何が原因で気持ちが沈んでいるのかを考えてみることが大切です。
よくある事例としては以下のようなものが挙げられます。
- 上司からのパワハラ・同僚からの陰湿なイジメ
- サービス残業が多く終電間際で帰る日ばかり
- 有給が取れず休日出勤も多くてまともに休めない
- 同世代と比べて給料が低すぎて遊びにも行けない
- 仕事がつまらなくてやりがいを感じられない
- 満員電車に乗ることが不快すぎて耐えられない など
上司や同僚との人間関係が主な原因であれば、異動の希望を出すことで解消されることもあるでしょう。
まずは憂鬱な気持ちの元凶を突き止めて、何を変えれば現状から抜け出せそうかを考えてみましょう。
できることなら自分ひとりで考え込まずに、身近な友人や先輩などに相談をしながら考えていくことをおすすめします。
体調を崩し始めているならすぐに病院へ
あまりに月曜の朝が憂鬱すぎて、体調にも変化が現れているときは危険信号です。
たとえば以下のような症状が出ている場合、すぐにでも病院へ行くことを検討してください。
- 仕事のことを考えると勝手に涙が出てくる
- 仕事のことを考えると震えが止まらなくなる
- 会社の目の前まで来ているのに足が前に動かない
- 仕事に行かなきゃと思ってもベッドから起き上がれない など
ほかにも以下のような症状が現れている場合、うつ病の可能性を考える必要も出てきます。
うつ病の“からだの症状”には、睡眠障害、疲労感・倦怠感、食欲の減退、動悸・息苦しさ・口が渇くなど、さまざまな症状があるといわれています。また、頭や肩、腰などに「重さや痛み」が、うつ病にともなうことがあるとも考えられています。
一度うつ病になってしまうと、完全に回復するまで時間がかかります。
早くても数ヶ月、長い人だと1年以上、完治するまでに時間を要します。
仕事のストレスが原因で、少しでも体に変化が出てきているのであれば、今すぐ医師に相談するようにしてください。
会社を辞めて仕事を変えるという選択肢
体調を崩すほど深刻な状況ではないのなら、会社を辞めることもひとつの選択肢です。
家族がいるから仕事は辞められない、世間体もあるから今の会社で働き続けたいなど、色々と事情があるのもわかります。
ですが今の職場で無理に仕事を続けて体を壊してしまったり、精神的な負担を背負ってしまっては元も子もありません。
それこそ周りの人たちに迷惑をかけてしまうことになります。
どうしても会社に残りたいなら部署異動や配置換えについて上司や人事と相談する、それができないなら会社を辞める、しばらく仕事を休むことを考えてみてください。
会社の規模や仕事内容によって差はあるものの、あなたが居なくなっても代わりに仕事をする人はいます。
その点、家族をはじめ、あなたの身の回りにいる人にとってはどうでしょうか。
あなたが倒れたとき、あなたの代わりになる存在なんて誰ひとりとして居ないのです。
最悪な状況に陥ってしまう前に、勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
仕事が嫌なら日曜の夜に考えるべきこと
憂鬱な月曜の朝を打開したい!と思うなら、現状を変えられるように少しずつ前に進んでいきましょう。
爽やかな気持ちで月曜の朝を迎えられるように、日曜の夜に考えておきたいことについてご説明していきます。
自分はどのように生きていきたいのか
まずは自分自身、これからどのように生きていきたいのかをじっくりと考えてみてください。
働くこと、お金を稼ぐことも大切ですが、仕事が人生の全てではありません。
最低限のお金を稼げればいい、ということであればパートやアルバイトとして働くのもひとつの道です。
それなりにスキルが身についていれば、派遣社員として働いて正社員に負けないくらいの年収を稼ぐことだってできます。
在宅で仕事を請けられるクラウドソーシングで、毎月20万円前後稼いでいる人も少なくありません。
実家住まいだったり、貯金がそこそこ溜まっているのなら、数カ月から半年ほどゆっくり休んでみるのもいいでしょう。
仕事とどう向き合って生きていきたいのか。
自分にとってベストな選択は、自分自身で見つけるしかありません。
どのような生き方を選択すれば、憂鬱な月曜日から抜け出せるのか、一度ゆっくりと時間をとって考えてみませんか。
優良企業で正社員として働きたいなら
それでもやっぱり正社員として働く道を選びたい!ということであれば、憂鬱な月曜日を迎えないような働き方ができる職場を探しましょう。
憂鬱に感じる原因が何なのかを把握できていれば、その要因を避けられる会社を探せばよいのです。
とはいえ、転職サイトや企業のホームページを見ているだけでは、なかなか会社の内情などは見えづらいものです。
そんなときは転職エージェントに相談に行ってみることをおすすめします。
どうして転職したいのか、どんな職場で働きたいのか、今の職場への不満やストレスも含め、仕事に対する希望をすべて伝えてみてください。
あなたの希望を100%満たした企業というのは、なかなか見つからないものですが、少なくとも憂鬱な気分から脱することができる職場は紹介してもらえるでしょう。
非公開求人を見逃さないように
残業は月10時間程度、有給休暇の消化率はほぼ100%、年間休日120日前後、ボーナスは年に2回。
そんな恵まれた職場あるわけがない…と悲観的に考えてしまう方も少なくありません。
実はあなたが知らないだけで、福利厚生も充実した働きやすい会社は世の中にたくさん存在しています。
注意すべき点として、誰もが魅力に感じるような企業の求人は、転職サイトなどに公開されていないことが多いです。
応募が殺到してしまうと、採用担当の手間が必要以上に増えてしまうため、非公開求人として特定の転職エージェントにのみ求人を開示しているのです。
初めて社名を聞いた、という会社もたくさんあることでしょう。
企業規模が小さかったとしても、ニッチな業界で世界シェアがトップクラスという会社も多いです。
会社の知名度と働きやすさ、世間からの見た目と爽やかな気持ちで迎えられる月曜日、どちらを重要と考えるかは人それぞれです。
面接で転職理由は間違いなく確認される
現状を打破するために転職しよう!と決意しても、書類選考や面接を突破できるかどうかはあなた次第です。
特に面接の場合、「なぜ転職するのか」という質問はほぼ間違いなく聞かれると思っておきましょう。
上司が嫌いだったから、なんて正直に答えてしまったら、印象が悪くなることは避けられません。
面接を受けるなんて何年ぶりだろう…という方も多いですね。
面接は一発勝負、失敗したら次はないのです。
ここで働いてみたい!と思える会社が見つかる前に、きちんと面接の対策をしておくことをおすすめします。
たとえば、転職エージェント最大手のリクルートエージェントの場合、面接官の立場をシミュレーション体験できる面接力向上セミナーを定期的に開催しています。
受講者の99%が「大変満足」または「満足」と回答している人気セミナーです。
面接に自信がない方、苦手意識がある方は、一度受講してみてはいかがでしょうか。
月曜の朝を清々しい気持ちで迎えたいなら
月曜の朝が憂鬱すぎて嫌だ…と悩んでいる方は、現状を少しでも改善できるように、一歩ずつでも前に進んでみる努力をしてみましょう。
何も行動を起こさず、現状をただ受け入れているだけでは何一つ改善しませんし、むしろ状況は悪くなる一方です。
万が一体調が悪くなってきているときは、何よりも医師の診断を受けることが最優先です。
今の勤め先で状況を変えられそうなのであれば、それもひとつの道ですし、会社を辞めて転職することもひとつの道です。
転職を考えるのなら、まずは家族や身近な先輩、同僚に相談してみるのがよいでしょう。
気軽に相談できる人がいないという場合は、転職エージェントなどの無料サービスを頼ってみてください。
清々しい気持ちで月曜の朝を迎えられるように、まずは一歩踏み出してみませんか。
憂鬱な月曜日から脱却できる日が来ることを願っています。