転職活動で必ず受けることになる面接。
面接経験の浅い方の場合、どうしても不安に感じたりしてしまうものですよね。
応募書類は事前に送付しているものの、当日は改めて持参した方がいいのかなど、何を持っていくべきかで心配になる人も少なくありません。
そこで今回は、転職の面接へ参加する際に持っていくべきもの、について詳しくご説明します。
転職の面接に必要な持ち物
転職の面接では、提出済みの応募書類をはじめ、筆記用具や腕時計などを持参するようにしましょう。
思ったよりも種類が多いことに驚くかもしれませんが、それぞれ理由があります。
忘れると困ることもありますから、出発前にきちんと準備することが大切です。
履歴書と職務経歴書の控え
企業から履歴書や職務経歴書の提出を求められた場合は、必ず持参しなければなりません。
書類選考の際に提出済みであることも多いですが、念のため控えを持参するようにしましょう。
封筒やクリアファイルに入れて、汚れないようにすることも大切です。
またご自身の控えとして、以下のものを用意しましょう。
- 履歴書、職務経歴書のコピー
- 転職サイト経由で申し込んだ場合、やりとりした文面すべて
- 転職エージェントからアドバイスを受けた場合は、その内容
面接官は提出された書類を見ながら質問をしてきます。
書類に書かれた内容と話した内容が異なっていると、選考上不利になります。
そのため、面接の前には提出した応募書類一式に必ず目を通すようにしましょう。
腕時計
面接会場へは、約束した時刻の5分前に着くように心がけましょう。
そのためには、すぐに時刻を確認できる腕時計が便利です。
時計を身に着けていることは社会人の常識でもありますので、用意しておきましょう。
スマートフォンで時間をチェックしている方は、面接のはじまる前に必ず音が出ないように設定しておきましょう。
会社案内や面接会場への地図
面接会場は、あなたが初めて行く場所かもしれません。
会場の場所を探す上でスマホの地図アプリは便利ですが、バッテリーが切れると使えなくなるリスクもあります。
念のため紙の地図を用意しておきましょう。
また、東京などの大都市では、面接会場付近に着くことは簡単でも、目的のビルを探すことは意外に困難なものです。
ビル名も確認して、地図に書き込んでおくと良いでしょう。
訪問先の部署と担当者の氏名
多くの企業では、受付に設置されている電話で訪問先の担当者に連絡を取ることが多くなっています。
訪問先の部署と氏名がわからなければ、会場に到着しても連絡を取ることができません。
自宅を出る前にきちんとメモを取っておき、会場に到着してから慌てないようにしましょう。
担当者の名前を忘れてしまったときは、総合受付に連絡をして「採用担当の方」を呼び出してもらってください。
筆記用具や印鑑、スケジュール手帳
筆記用具も面接には欠かせません。
スケジュール帳への記入はもちろん、面接当日にメモを取るにも欠かせないものです。
また、面接前にあなたの考えをまとめる際にも役立つことでしょう。
面接会場に到着した後には、個人情報の取扱いに関する同意書をはじめとした書類への記入を求められる場合もあります。
企業によっては、交通費を支給する場合もあります。
この際は捺印も必要な場合がありますから、印鑑や朱肉も持参するようにしましょう。
朱肉は印鑑ケースについているもので十分です。
面接終了後、次の面接や適性検査等の日程を調整する場合があります。
最終面接の場合は、入社可能日を聞かれる場合もあるでしょう。
すぐに確認できるよう、スケジュール帳も持参することをおすすめします。
ハンカチやポケットティッシュ
社会人に限らず、清潔であることは最低限守るべきマナーです。
手を洗った後、スーツで拭くようなことは絶対にしてはいけません。
トイレの後に手を拭くためのハンカチや、鼻をかむためのポケットティッシュなどを忘れないようにしましょう。
現金
最近は電子マネーの普及により、現金を持たなくても移動できるようになりました。
そのため、うっかり現金を忘れてしまう方もいるでしょう。
便利な時代になったとはいえ、全ての店で電子マネーが使えるとは限りません。
面接当日に足りないものを購入したり、タクシー等を使う際も現金は役に立ちます。
スマートフォンやICカードを家に忘れたり、紛失するリスクに備えるためにも、現金も持参するようにしましょう。
お化粧直しの道具も
女性の場合、持ち歩いている方が多いと思いますが、化粧道具も忘れないようにしましょう。
自宅できちんと化粧をしても、面接会場近くのトイレなどで化粧が落ちていないか、チェックされる方は多いでしょう。
化粧道具があれば、その場ですぐに化粧直しをすることができますから、万全の体制で面接に向かうことができます。
なお、電車等で化粧直しをしている方もよく見かけますが、これはマナー違反です。
第一志望の企業の採用担当者が同じ車両に乗っている可能性もゼロではありませんから、社会人として恥ずかしくない行動を心がけるべきです。
お手洗いなど、化粧直しにふさわしい場所でチェックするようにしましょう。
携帯電話やスマホは必ずマナーモードに
携帯電話やスマホも、面接に必要な持ち物の1つです。
面接会場がわからない、遅刻をしてしまったなどの場合は、すぐに会社へ連絡をしなければなりません。
便利な携帯電話やスマホですが、面接中に音が鳴ると迷惑なものです。
面接会場へ入る前に、必ずマナーモードに設定しましょう。
できれば留守番電話の設定をしておくと、他社からの大切な連絡にも対応できますので便利です。
忘れ物をして面接で慌てないようにしましょう
転職の面接で必要となる持ち物についてご説明しましたが、たくさんあるように思われた方もいるかもしれません。
しかし、履歴書や職務経歴書などの書類を除けば、社会人として必要な持ち物を列挙したに過ぎません。
腕時計やスケジュール帳、ハンカチなどは社会人ならば日々必要なものです。
この機会にビジネスマナーとして、覚えておきましょう。
忘れ物をしてしまうと、どうしても慌ててしまい、面接直前のチェックがおろそかになりがちです。
当日の面接もどこか落ち着かなくなってしまい、実力を発揮できないことにつながりかねません。
あなたの実力を十二分に発揮するためにも、できれば面接を受けに行く前日中に持ち物のチェックをしておきましょう。
あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。