自宅で転職先を調べている女性

「せっかく転職するなら手に職をつけたい」

と考える人はとても多いです。

しかしながら手に職をつけるといっても、具体的にどんな仕事を選べばいいのか迷ってしまいがち。

さらに手に職がついたとしても、高収入を実現できるかどうかは完全に別問題ですし、場合によっては過酷な労働環境に身を置いてしまうことも。

このページでは、手に職をつけたい方が知っておくべき現実について詳しくご説明します。

「近いうちに転職を考えようかな・・・」

と検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

手に職をつけるとはどういう意味か

仕事ができる専門職の2人

そもそも手に職をつけることについて、あなたはどんな仕事をイメージしていますか?

大工などの職人さんや看護師をはじめ、エンジニアやデザイナーなど、人によって思い浮かべる仕事はさまざま。

まずは「手に職をつける」という言葉の意味をおさらいしておきましょう。

仕事探しに困ることがない

手に職がつけば仕事探しで困らない

というイメージを持っている方は多いですね。

たとえば美容師という仕事をイメージしてみてください。

美容室はコンビニよりも多いといわれていますし、ある程度の技術と経験がある方なら仕事探しで困ることはないでしょう。

しかしながら「今から美容師に転職しよう!」と考える人は滅多にいません。

なぜなら美容師になるためには専門学校に通って国家試験に合格しないといけませんし、就職してからも数年間は下積みが必要です。

20代前半ならまだしも、30代や40代で専門学校に通いなおすのは簡単ではないでしょう。

仕事探しで困らないのは事実ですが、相応の努力が求められます。

人気が高い国家資格関連の職種

美容師以外にも手に職をつけるという意味で人気が高い仕事はたくさんあります。

たとえば以下のような国家資格を持っていれば、余程のことがない限り仕事探しに困ることはないでしょう。

  • 医師
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 弁護士
  • 税理士
  • 公認会計士
  • 一級建築士 など

ほかにもたくさんありますが、いずれも取得難易度が高く、高収入を目指せる資格です。

薬剤師なんてアルバイトでも時給が2,000円を超えることもありますから、うらやましい限りです。

ブルーカラー系の職種も手堅い

手に職がつくのは何も国家資格を必要とする仕事だけではありません。

たとえば技術系の仕事や職人の世界も、ばっちり手に職がつきます。

飲食店で働く料理人だって立派な仕事ですし、おいしいお菓子を作り続けるパティシエも手に職がつく仕事といえるでしょう。

いわゆるブルーカラーと呼ばれる仕事は手に職がつくものが多いですね。

自動車の整備スタッフやハウスクリーニング、印刷工場のオペレーターなども一度技術を身に着ければ、ほかの職場でも活躍できる可能性は高いです。

ネイリストやエステティシャンも、技術が身につけば長く働ける仕事のひとつです。

在宅で働ける仕事も多い

ほかにもエンジニアやデザイナー、ライターとしてそれなりに経験を積めば、在宅で働くこともできますね。

「在宅の仕事は取引先を探すのが大変・・・」

と悩む人もいますが、今はクラウドソーシングなどを利用すれば簡単に案件を探せます。

これといった資格を必要としない仕事も多いですし、副業で取り組んでいる人も少なくありません。

とはいえ条件の良い案件ほど高いレベルを求められますから、実力に見合った案件を見極めないと苦労します。

興味がある方は、まずはクラウドワークスやランサーズなどでどんな在宅案件があるか調べてみてはいかがでしょうか。

手に職をつけることのデメリット

ショックを受けている中年男性

手に職をつけることに憧れている人は多いですが、現実はそんなに甘くありません。

仕事探しに困ることがなくなるという大きなメリットはあるものの、デメリットについても理解を深めておくべきです。

具体的にどのようなデメリットがあるのか、順に見ていきましょう。

高収入を得られるのは一部の職種

手に職はつくけど年収が大幅に下がってしまうとしたら、あなたはどうしますか?

たとえば保育士や幼稚園教諭なども手に職がつく代表的な資格のひとつですが、高収入というイメージはないですよね。

羽振りの良い生活を期待できるのは、医師や弁護士などの一部の職種のみ。

ブルーカラーの仕事も高収入を期待しづらい職場が多いです。

もちろん経験を積んで部下を持てるような立場になったり、独立・開業を考えていけば高収入も不可能ではないでしょう。

ただ、そこまでたどり着くためには膨大な時間がかかることを覚悟しましょう。

労働条件が良くない職場も多い

飲食店で働くことに、あなたはどのようなイメージを持っていますか?

たとえば手に職がつくという意味では、すし職人も代表的な仕事のひとつ。

豊洲市場などに魚を買い付けに行ったり、仕込みに何時間もかけたり。

朝9時から働いて18時にきっちり仕事が終わる、という世界ではありません。

すし職人はあくまで一例ですが、労働環境が今より悪くなることを覚悟する必要があります。

技術を身に着けるためには、プライベートを犠牲にしないといけない場面も出てくるでしょう。

ワークライフバランスを優先したいなら、もっとほかの仕事を探したほうがいいかもしれませんよ。

仕事そのものがなくなるリスク

医師や看護師などの仕事がなくなることは考えづらいものの、一部の仕事は将来的になくなってしまうリスクもあります。

AIや機械化が進んでいくことで、人の手を必要としなくなる職場は確実に増えていきます。

最悪なのは、40代後半や50代になって仕事を失ってしまうこと。

50代で新しい仕事に挑戦することは骨が折れますし、なにより未経験で採用してくれる会社を探すのが大変。

仕事探しで困らないはずだったのに、路頭に迷うことになるなんて絶対にイヤですよね。

稼げるまで時間とお金がかかる

最後にもうひとつ、手に職がつくタイプの仕事は稼げるようになるまで時間とお金がかかります。

資格を必要とする仕事は最たる例で、医師免許を取るとなると一体どれだけのお金と時間が必要だと思いますか?

大学や専門学校に通いなおさずとも、国家試験さえパスすれば取得できる資格はたくさんあります。

試験は年に1~2回しか実施されなかったり、合格率が10%を下回っている資格も少なくありません。

資格を必要としない仕事でも、初心者からはじめるとなると最初はろくに稼げないでしょう。

お金を稼げるだけの技術やスキルを身に着けるためには、膨大な経験と時間が必要です。

それだけの覚悟が、今のあなたにはありますか?

比較的転職しやすい代表的な職種

キーボードを叩く若い女性の手

「国家資格なんて私には無理だし、技術系の仕事も今から目指すのは難しそう・・・」

ここまで読んでいただいた方の多くが、このように感じたのではないでしょうか。

手に職をつけるというのは想像以上に大変ですし、決して楽にお金を稼げる世界ではありません。

しかしながら視点を少し変えてみれば、今の仕事をそのまま続けることで手に職をつけることにつながる可能性だってあるんです。

ここからは難易度の高い国家資格や特別な技術を必要としない、比較的転職しやすい職種についてご紹介します。

営業職

営業職という仕事について、あなたはどのようなイメージをお持ちですか?

「営業職なんて誰にでもできそうだし、手に職がつくとは程遠い仕事でしょ」

と考えている人もいますが、決してそんなことはありません。

営業職としてのスキルを磨き続けていけば、営業専門のスペシャリストとして活躍する道も見えてきます。

たとえば営業代行という仕事があります。

取引先の商品・商材を代理で販売して、成果に応じて手数料を得るというビジネスです。

営業部門のコンサルティングを専門としている会社もありますし、個人事業主として働いている人も少なくありません。

営業職といえど、とことん突き詰めていけば手に職がつくことにつながりますよ。

管理部門

事務系の仕事に就いている方も同様に、各部署のスペシャリストを目指していけば、仕事探しの難易度は下がっていきます。

一般事務だとさすがに厳しいものの、総務や人事、経理や法務など、各部門で積み重ねた経験は決して無駄になりません。

営業職と比べると求人の絶対数は少ないものの、スペシャリストと呼べるほどの経験者も多くないため、転職活動で苦戦することはないでしょう。

営業事務などのサポート役も、ある程度の経験があれば仕事自体はすぐに見つかります。

正社員にこだわりがなければ派遣の求人を探してみるのもよいでしょう。

実務経験が豊富なスタッフは、派遣会社から引っ張りだこにされますよ。

介護・福祉

転職しやすさで言うと、介護・福祉の分野も忘れてはいけません。

「でも介護って資格が必要なんでしょ?」

と思われがちですが、実は無資格でも働ける職場はたくさんあります。

介護福祉士は国家資格ですが、初心者向けといわれる介護職員初任者研修という資格は誰でも取得を目指せます。

高齢化が進んでいく日本経済において、医療・介護・福祉分野の仕事がなくなっていくことはないでしょう。

医療はともかく、介護士として高収入を目指すのは少々厳しいものの、手に職がつくという意味では確実です。

向き・不向きもあるため万人におすすめはできませんが、興味がある方は詳しく調べてみてください。

手に職をつけたい人が考えるべきこと

自宅でノートにメモをしている女性

「将来のことを考えると、やっぱり手に職がつく仕事に転職したい」

と本気で考えるなら、退職届を会社に提出する前に考えてほしいことがあります。

何度もお伝えしているように、手に職をつけるのは決して簡単な話ではありません。

「いろいろ挑戦してみたけど、自分には向いてないかも・・・」

と後悔しないためにも、一歩を踏み出す前に一度冷静に見直してみることが大切です。

いつまでに実現したいのか

いつまでにどんな仕事ができるようになりたいか、具体的なイメージはお持ちですか?

資格を必要とする仕事は勉強に時間を割かないといけませんし、手に職をつけるためには時間がかかります。

お金のかかる資格も多いですし、計画的に進めていくことが大切です。

また、実現するためには何かを犠牲にする覚悟も必要です。

今まで仕事から帰ってきてのんびりテレビを見ていた方は、テレビを消して勉強に集中する必要があるでしょう。

将来的に独立・開業なども考えていく場合は、資金繰りも考えていかないといけません。

どのようなキャリアを築いていきたいのか、まずはあなたの中でイメージをしっかり持ってみてください。

まずは生の情報を集めること

どのような道を選ぶとしても、とにもかくにも情報を集めることが大切。

情報が多すぎて困ることはありませんし、しっかり調べた結果、あきらめるというのもひとつの選択肢です。

資格を必要とする仕事に興味があるなら、取得にどれだけの費用と時間がかかるのか、まずは資料を請求してみてください。

新聞を取っている方ならユーキャンなどの折り込みチラシがたまに入っているので、捨てずに取っておきましょう。

「新聞なんて読んでいない!」

という方は、以下のようなサイトで興味のある資格を探してみてはいかがでしょうか。

キャリアカウンセリングを受けてみる

「今までの経験を活かせるような仕事を探したい」

と考えている方は、転職エージェントでキャリアカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

無料で相談に乗ってもらえますし、まだ転職を決意していない方でも問題ありません。

じっくり話を聞いてもらって、希望の条件に当てはまりそうな求人があれば選考に進んでみればいいんです。

いろいろ求人を紹介してもらった結果、今の仕事を続けるという道を選ぶ人もいます。

どのようなキャリアを描くと、どれくらいの年収を期待できるかなど、具体的なアドバイスをもらえるので、転職の方向性に迷っている方は一度相談に行ってみてください。

転職で手に職をつけるのは簡単じゃない

メガネをかけているスーツ姿の男性

「今はいいけど、年齢を重ねてから仕事探しで苦労したくない・・・」

と願うのは誰だって同じです。

しかしながら、何度もお伝えしたように手に職をつけることは決して簡単ではありません。

覚えることの多さに途中で勉強をあきらめてしまう人もいれば、想像していた世界と現実とのギャップに苦しむ人もいます。

仕事探しが楽になる資格がたくさんあるのは事実ですし、営業職や事務職でも経験を積んでいけば幅広い選択肢が見えてきます。

やってみないとわからないこともたくさんありますが、まずは自分自身のキャリアについてじっくり考えることからはじめてみてください。

そしてできるだけたくさんの情報を集めて、これからのキャリアプランを少しずつ練っていきましょう。

ろくに情報を集めず、なんとなくのノリで人生を左右するようなことだけは避けてくださいね。

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