屋外で落ち込んでいる若い男性

フリーターの平均年収がどれくらいか知っていますか?

「頑張れば正社員と同じくらいの年収を目指せる!」と考えている方もいますが、残念ながら現実はそんなに甘くありません。

正社員として働く同世代より年収が高いフリーターなんて、果たしてどれくらいいるのでしょうか。

このページでは、フリーターとして稼げるお金の現実と年収アップの具体的な方法について詳しく解説します。

「もっとたくさんお金を稼ぎたい!」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。

フリーターの厳しい平均年収の実態

フリーターの平均年収は150万円前後といわれています。

参考までに、こちらの表をご覧ください。

フリーターの月収・年収サンプル表

時給900円で1日5時間、週3日(1ヶ月で12日出勤)働いた場合、年収はたったの約65万円。

時給1,300円の仕事で1日8時間、週5日働いて、ようやく年収250万円に手が届くかどうか。

もちろんこの金額は額面ですから、国民健康保険や国民年金、所得税や住民税の支払いを考えると、手元に残るお金はもっと少なくなります。

さらにアルバイトとして雇用されている場合、職場の都合でシフトを調整されることがほとんど。

「1日8時間、週5日働きたいです!」

と伝えたところで、希望通りのシフトを組んでくれる保証はありません。

正社員として働いていれば、嫌でも1日8時間(あるいはそれ以上)働くことになります。

20代正社員の平均年収は約350万円

では正社員として働いた場合、どれくらい年収を稼げるのでしょうか。

大手転職サイトのdodaが調査した【年代別の平均年収】をご覧ください。

年代別平均年収

出展:平均年収ランキング2017(年齢別の平均年収)- doda

業種や職種によって差はあるものの、20代でも平均年収は約350万円という結果に。

フリーターが年収350万円を稼ぐとなると、時給1,800円以上で1日8時間、週5日働く必要があります。

1日8時間働ける時給1,800円以上のアルバイト求人なんて見たことありますか?

もちろん水商売や風俗業など、一部の業種なら時給2,000円を超える仕事もたくさん見つかります。

リスクも高く、覚悟が求められる仕事ですから、万人におすすめはできません。

生涯賃金で正社員と1億円以上差がつく

札束を胸ポケットに入れる男性

フリーターと正社員の平均年収の差を理解したところで、生涯賃金についても考えてみましょう。

生涯賃金とは、一生でどれだけのお金を稼げるかというひとつの指標です。

結論として、フリーターの生涯賃金は6000万円、正社員は2億5千万円といわれています。

1億円以上の差がつくということです。

なぜここまで大きな差がつくのかというと、昇給と賞与のちがいが大きいですね。

フリーターの場合、同じ職場で働き続けても時給の大幅アップは見込めません。

バイトリーダーに任命されたところで、せいぜい時給が50円アップする程度でしょう。

当然、ボーナスなんて支給されません。

一方、正社員として働いていれば、数十万円単位で年収が上がっていくことも少なくありません。

100万円以上のボーナスを支給するような会社だって、たくさんあるんです。

経験とスキルを身につければ、より年収の高い企業へ転職することもできるでしょう。

フリーターと正社員で平均年収に大きな差が生まれるのは必然なのです。

社会保障の面でもフリーターは不利

年収以外の点についても考えてみましょう。

追い打ちをかけるようですが、社会保障の面でもフリーターは不利です。

正社員として働いていれば、基本的に厚生年金と健康保険に加入します。

フリーターも一定条件を満たせば社会保険に加入できますが、多くは国民年金と国民健康保険に加入しています。

なにがちがうのかというと、たとえば老後にもらえる年金額に大きな差が出ます。

国民年金に加入していた場合、年金は6万5千円程度しかもらえません。

一方、厚生年金に加入していたなら22万円程度支給されます。

3倍以上もの差があるということを、今のうちから知っておいてください。

健康保険についても、会社で加入している健康保険なら家族が増えても健康保険料は変わりません。

その点、国民健康保険は均等割という仕組みがあるため、家族が増えていくほど毎月の保険料が高くなっていきます。

さらに国民健康保険では傷病手当や出産手当といった一時金も受け取れません。

フリーターは社会から冷遇されている、といっても過言ではないのです。

フリーターが年収アップを目指す方法

スーパーで働く女性

正社員がフリーターよりたくさん稼げるのは当然の話。

ではフリーターのまま年収を上げることは不可能なのでしょうか。

年収アップを目指すなら、ポイントは2つしかありません。

  • 時給を上げる
  • たくさん働く

当たり前すぎることですが、改めてこの2点について考えてみましょう。

10円でも高い時給の仕事を選ぶ

どれだけ働くかによりますが、時給が100円上がれば月給は1万円以上アップします。

たくさん稼ぎたいなら時給の高い仕事を選ぶ、は基本中の基本ですね。

では時給の高い仕事とは、どんなものがあるでしょうか。

高収入を目指せるアルバイトとして人気が高いのは以下の通り。

  • 家庭教師、学習塾
  • コールセンター
  • 警備スタッフ
  • パチンコホール
  • 引っ越しスタッフ
  • 夜勤全般 など

時給が高くなるほど、知識やスキル、体力、精神力のいずれかを求められます。

たとえばパチンコホールは常に大音量のBGMが流れていますし、タバコの煙も避けられません。

引っ越しバイトも高時給の代名詞ですが、足腰が弱い人は選ばないほうが良いでしょう。

派遣社員の仕事を探す

時給の高さだけで考えるなら、派遣の仕事に目を向けてみることをおすすめします。

都内のオフィスワーク・事務職なら、時給1,600円以上の仕事もたくさん見つかります。

ただし、事務系の派遣求人はパソコンスキルやビジネスマナーが必須となっていることがほとんど。

エクセルやワードの基本操作をマスターしていて、電話応対や正しい言葉づかいも求められます。

研修を無料で受けられる派遣会社もあるため、オフィス系の仕事に興味があるならチェックしてみてもよいでしょう

長時間働かせてもらえる職場を探す

考えるべきポイントは時給の高さだけではありません。

どれだけ働かせてもらえるかという点もきちんと見ておきましょう。

たとえば家庭教師も高時給バイトの代表的存在ですが、勤務時間は90分〜3時間程度。

家庭教師で8時間勤務なんて、見たことがありません。

時給が高くても勤務時間が短ければ、手元に入ってくる給与は上がりませんよね。

深夜の飲食店バイトでも、「今日ヒマだからもう帰っていいよ」と早めに上がらされることもあります。

年収アップを最優先に考えるなら、時給が高くて長時間働かせてもらえる会社がベスト。

間違っても時給だけで判断しないようにしましょう。

バイトの掛け持ちは負担が大きい

とにかくお金を稼がないといけない! とふたつ以上の仕事を掛け持ちしているフリーターの方もいますね。

午前中はスーパーの品出し、夕方からは居酒屋で調理スタッフなど、時間帯の重ならない仕事を選べば難しいことではありません。

しかしながらダブルワークは体への負担がとても大きいです。

週5〜7日、1日8時間以上働くこともできますが、人間の体力には限界があります。

お金が必要な理由は人それぞれだとしても、体を壊して働けなくなっては元も子もありません。

くれぐれもムリはしないようにしてください。

アルバイト以外の収入源を作る

最後にもうひとつ、アルバイト以外の収入源を作ることも年収アップに直結します。

フリーターとして働いている限り、正社員のように長時間残業や休日出勤を強いられることは基本的にありません。

明確な夢や目標がある人を除いて、1日8時間働いたとしてもプライベートの時間はたくさんありますよね。

たとえばクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングで、データ集計やライティングの仕事を探してみてもよいでしょう。

文章を書くことが好きなら、ブログを書いて広告収入を得るのもひとつ。

いずれも簡単に高収入を得られるものではありませんが、努力を続けていけば着実に前に進んでいきます。

1日30分、1時間だけだとしても、コツコツ積み重ねていけば、少しずつ年収を上げていけるものですよ。

年収を上げるにはフリーターから正社員へ

履歴書を書いている男性

フリーターのまま年収を上げるとなると、高度なスキルを身につけるか、キツイ仕事を受け入れるしかありません。

どれだけ時給の高い仕事に就いたとしても、フリーターとして働いている以上、将来への不安はつきまといます。

明確な目的意識があってフリーターを続けているのなら問題はありません、ぜひ頑張ってください。

問題は、なんとなくダラダラとフリーターを続けてしまっている人たち。

将来のことを考えるなら、やはり早めに正社員を目指すべきです。

正社員になると年収はどれくらい上がるか

「どうせ応募したところで不合格にされるんでしょ」

「自分を採用してくれる会社なんてあるわけない・・・」

と不安に思うのも当然です。

そもそもフリーターから正社員になれたとして、どれくらいの給与をもらえるのでしょうか。

今回、以下の条件でミイダスを使って想定オファー年収を調べてみました。

  • 24歳男性
  • 専門学校卒業
  • 勤務経験ゼロ
  • 運転免許なし

結果としては以下の通り。

ミイダスの調査結果

専門卒で職務経験ゼロにも関わらず、34社から面接確約オファーをもらえるそうです。

ただし、この想定オファー年収740万円をそのまま鵜呑みにしてはいけません。

内訳を細かく見てみると以下の通り。

フリーターでも期待できる年収

もっとも多いオファー年収は300〜400万円代ということがわかります。

具体的にどんな企業の求人なのかは、ミイダスに会員登録してみないとわかりません。

ですが、24歳の専門卒フリーターでも正社員になれるチャンスがあることは十分わかります。

フリーター専門の就職支援会社を頼る

面談中のキャリアアドバイザー

「給料が高くてもブラック企業では働きたくない」

「面接できちんと話せる自信がない・・・」

いざ正社員を目指すとしても、いろいろ不安に感じてしまうのも仕方ありません。

ひとりで就職活動を乗り越えられるか心配なら、就職支援会社に頼ってみることをおすすめします。

たとえば20代のフリーターに特化した就職支援を手がけるジェイックという会社は知っていますか?

ジェイックでは就職に役立つ7日間の研修を受けられて、書類選考なしで20社以上の面接に進めます。

もちろんすべてのサービスを無料で利用可能。

ただし、ジェイックのサポートを受けられるのは29歳までという点に注意してください。

30歳以上の方は、他社のサービスを利用しましょう。

ジェイックの就職成功率は80%以上

ジェイックが保有する求人は、学歴・職歴一切不問、未経験から正社員で働ける企業のみ。

しかも飲食やパチンコといった、労働環境があまり良くないイメージの強い業種とは取引をしないという徹底ぶり。

就職成功率は80%以上、入社後の定着率も90%を超えています。

人材ビジネスを手がける会社は国内に18,000社以上ありますが、そのうち42社しか選ばれていない【職業紹介優良事業者】にも認定されています。

全国各地で無料の説明会を実施しているため、正社員就職を目指すならジェイックの門を叩いてみてください。

フリーターのまま年収アップは限界がある

気合を入れている20代の社会人女性

繰り返しになりますが、フリーターの平均年収は150万円ほど。

正社員として働いていれば、20代で年収350万円以上を目指すことも不可能ではありません。

時給の高い仕事を探したり、ふたつ以上のアルバイトを掛け持ちしたり、フリーターのまま高収入を目指しても限界があります。

5年後、10年後を見据えて安定的な生活を送りたいなら、正社員を目指すことがベストといえるでしょう。

趣味の時間を充実させたり、結婚して家庭を築いていくうえでもお金は必要です。

ボーナスが支給されれば、ハワイやヨーロッパへ旅行にいくことだってできるでしょう。

フリーターとして働き続けることに明確な目的意識がないのなら、正社員を目指すことを真剣に考えてみてください。

不安に思うことがあるなら、ジェイックのような会社をうまく活用しましょう。

明るい未来を勝ち取るために、今どういう選択をすべきなのか、じっくり考えてみてくださいね。

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