ニートから脱出して正社員で就職できる仕事を探す方法

「一度でもニートになってしまったら、社会復帰できなくなる・・・」

「正社員で働くなんて、絶対にもうムリ・・・」と考えている人は多いですね。

事実、日本の企業はレールから外れた人を毛嫌いする傾向が強いです。

実務経験やスキルがあるならまだしも、とくにアピールできることもないとなれば、結果を想像することは難しくありません。

社会人経験がゼロで、ニートとして過ごした期間が長いほど、社会復帰へのハードルも上がっていくもの。

いざ仕事を選ぼうと思っても、選択肢はどんどん狭まっていくでしょう。

しかしながらニートの世界に足を踏み入れたとしても、正社員就職の道が完全に閉ざされたわけではありません。

ニートからでも正社員になれるんです。

このページは、20代のニートが無理なく社会復帰して正社員として働くためのステップについて詳しく解説します。

「正社員として働きたい・・・!」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

ニートという言葉の定義

コーヒーカップとノートパソコン

改めて問いますが、今、あなたはニートですか?

なぜこんなことを質問したのかというと、ニートという言葉の定義について今一度確認してほしかったから。

厚生労働省によると、ニートは以下のように定義されています。

総務省が行っている労働力調査における、15~34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない方を、いわゆるニートとして定義しています。

もしあなたの年齢が35歳を超えているのなら、ニートではないということになりますね。

そもそもニートという言葉自体はイギリスで生まれたとされていて、NEET(not in education, employment or training)という意味です。

日本では「定職に就いていない人」や「働けるのに働こうとしない人たち」「ひきこもりの人たち」の総称として使われることが多いです。

20代のニートは社会復帰できるのか

履歴書を書いている男性

あなたが引きこもるようになったのは、何がきっかけだったのでしょうか。

ニートになった理由は人それぞれ。

  • 就職活動がうまくいかなかった
  • 勤務先の上司からパワハラを受けた
  • 両親とうまくいっていなかった など

ちょっとした親子喧嘩がきっかけで引きこもってしまう人もいます。

そして、一度でもニートになってしまうと脱出するのは難しいといわれています。

企業の採用担当者としても、自分の評価を下げたくないのが本音。

入社希望者が山ほど集まるなかで、あえてリスクのある人材を採用しようとは思わないのです。

ではニートは社会復帰をあきらめるべきなのか、というと決してそんなことはありません。

年々上がり続けていく大卒求人倍率

「社会復帰しようと思ったところで、どうせ自分を採用してくれる会社なんてない・・・」

「面接に参加しても、きっと不合格にされる・・・」

と考えてしまう気持は良くわかります。

ニートから社会復帰することが難しいのは事実ですが、今は就職先を見つけやすい時代です。

参考情報として、こちらのグラフをご覧ください。

新卒採用の求人倍率

出展:大卒求人倍率調査(2019年卒) リクルートワークス研究所

これはリクルートワークス研究所が発表している、大卒求人倍率の推移を表したグラフ。

リーマンショックが起こった直後は求人倍率が1.2前後に落ち込みましたが、今は1.88まで上がっています。

大卒求人倍率が1.88というのはどういうことかというと、学生1人につき1.88社の求人があるということ。

理論上、仕事を選ばなければ就職希望者は全員就職できる、ということです。

20代の若手を求める企業が増えている

「大卒の求人倍率が高くても、自分は新卒じゃないし・・・」という意見はもっともです。

ただ、大卒求人倍率が高いということは、採用活動に苦戦している中小企業が多いということ。

新卒採用でまとまった人数を採用できないとなると、企業はどこに目を向けると思いますか?

既卒やフリーター、そしてニートに至るまで、20代の若手人材で補強しようと考えるのです。

事実、リクルートワークス研究所の発表によると、300人未満の中小企業では求人倍率が約10倍にまで高まっています。

従業員規模別に見ると、300人未満企業(中小企業)では9.91倍と、前年の6.45倍から+3.46ポイントと大きく上昇し、過去最高となった。

5,000人以上では0.37倍と、前年の0.39倍から-0.02ポイント低下しており、従業員規模間の倍率差は拡大している。

新卒至上主義を貫けるのは知名度の高い大企業だけ。

中小企業からすると、新卒かどうかはそこまで重要ではありません。

学歴や職歴がどうであろうと、将来を担ってくれる若者を採用したいのが本音。

引きこもっていた期間があったとしても、「そんなもの気にしない!」と積極的に採用してくれる企業もあるんです。

ニート脱出から就職までのステップ

自宅で本を読んでいる若い男性

いくら就職先を見つけやすい時代といえど、引きこもり期間が長かった場合、いきなりバリバリ働くことはさすがに難しいでしょう。

引きこもるようになったきっかけが人それぞれ異なるように、ニートを脱出して仕事を見つける方法も個々に合わせて考えていくのがベスト。

ここからは無理なく社会復帰していくためのステップについて解説していきます。

自分にもできそうな方法から、少しずつチャレンジすることを考えてみてください。

まずは自宅でできる仕事から

社会と接点を持つことが不安な方、家の外に出ることが苦手な方であれば、まずは自宅で請けられる仕事を探してみることをおすすめします。

今はクラウドソーシングのサービスが充実しているため、在宅でできる仕事もたくさんあります。

ライティングやデータ集計の仕事であれば、特別なスキルも求められず、基本的なパソコンスキルさえあれば、すぐにでも仕事を始められます。

ただし、在宅の仕事でお金をたくさん稼ぐことは簡単ではありません。

1,000文字のライティングで報酬が数百円という案件もたくさんあります。

経験を積んでいけば、高額案件の仕事も請けられるようになりますが、コツコツ努力を積み重ねることが大切です。

ブログ運営で広告収入を稼ぐ

文章を書くことが苦でなければ、ブログやアフィリエイトサイトを運営してお金を稼ぐという方法もあります。

サイト運営も初心者がいきなり稼げるジャンルではありませんが、コツコツ頑張っていけば少しずつお金を稼げるようになっていきます。

家の外に出ることが不安で、パソコンが得意、文章を書くことも楽しいと思えるなら、挑戦してみる価値はありますよ。

簡単なアルバイトに挑戦

屋外で活動できる方であれば、まずは簡単なアルバイトをはじめてみるのもいいですね。

たくさんの人と接することが苦手であれば、コンビニバイトなどは避けて、工場や製造業の仕事を探してみましょう。

黙々と単純作業を進めていく仕事には向き・不向きがありますが、人間関係の煩わしさによるストレスを受けることはほとんどありません。

髪型や服装が自由という職場も多いので、身だしなみを気にせず働けるのも気が楽。

組み立てや加工、検品や梱包など、工場作業にも様々な職種があるので、気になった仕事があれば挑戦してみてください。

バカにできない職業訓練

社会と接点を持つことが苦でないなら、職業訓練もおすすめ。

職業訓練とは、現在のスキル・知識では就職に不安のある方に対し、必要な知識・技能等を身につけていただき、皆さまの早期就職を実現するためのものです。

あまり知られていないのですが、職業訓練なら3ヶ月から1年程度で仕事に役立つ専門的なことを教えてもらえますし、10万円前後のお金をもらうこともできます。

単にアルバイトをするよりも、次のステップを見据えて職業訓練でスキルを磨いたほうが、長期的に得られるものは多くなりますよ。

自動車の整備やプログラミング、造園、介護などのジャンルは就職率も高く、人気があります。

職業訓練についてもっと詳しく知りたい、という方はお住いの地域を管轄するハローワークへ足を運んでみましょう。

派遣でオフィスワークデビュー

仕事をすることに少しずつ慣れてきたら、派遣でオフィスワークの仕事に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

イベントスタッフや工業作業など、1日だけの単発案件もたくさんありますが、おすすめは1ヶ月や2ヶ月の短期間の仕事。

たとえばコールセンターの仕事であれば、研修が充実しているため初心者の方も安心して働けます。

服装や髪型が自由という職場も多いので、スーツを持っていなくても気にする必要はありません。

データ入力も朝から晩までひたすら文字を入力していく仕事のため、人との接点が少なくて働きやすいですよ。

仕事に役立つ資格取得を目指す

オフィス系の仕事に興味があるなら、資格取得も視野に入れてみましょう。

たとえばマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)という資格はとても認知度が高く、エクセルやワードの基本スキルが身についていることの証明になります。

通信講座であれば自宅にいながら勉強を進められるので、時間に余裕があるうちに取得を目指してみてはいかがでしょうか。

ITやプログラミングの仕事に興味があるなら、ITパスポートの資格取得もおすすめです。

ITエンジニアとして働けるようになれば、アルバイトや派遣でも高時給を狙えるようになりますよ。

正社員就職を目指すときの注意点

自宅でパソコンを操作する男性

アルバイトや派遣の仕事を通じて社会に出ることに慣れてきたら、正社員として働くことも考えていきましょう。

年収や福利厚生、将来的な安定性を考えていけば、正社員として働くことのメリットはとても大きいです。

将来的に結婚をして、子供も育てていきたい! と考えるなら、経済的な安定性は必須ですよね。

とはいえ、正社員での就職となると難易度が一気に上がります。

ここからはニートから正社員就職を目指すときの注意点についてご説明します。

転職サイトは書類選考突でつまづく

正社員の仕事を探そうと思うと、多くの方がまずは転職サイトや求人サイトをチェックします。

リクナビNEXTやdodaといった大手転職サイトには魅力的な求人がたくさん掲載されていますが、ほとんどの場合、書類選考からスタート。

ニートとして生活した空白期間がある場合、書類選考の突破が大きな壁になります。

これといった勤務経験がないと、「職務経歴書に書けることがほとんどない・・・」という状況に陥ってしまうのです。

書類選考は半分通れば良い方! くらいの気持ちで、ちょっとでも興味があれば、まずは応募してみることをおすすめします。

どれだけ時間をかけて応募書類を作り込んでも、採用基準を満たしていなければ即不合格です。

面接で空白期間は必ず質問される

うまく書類選考を通過して面接に進めたとしても、ここでも大きな壁が立ちはだかります。

この○年間は何をされていたのですか?

99.9%、空白期間について質問が飛んできます。

どう回答するか悩んでフリーズしてしまったり、ニートをしていたと正直に伝えても、どうしても印象は悪くなってしまいます。

理解を示してくれる採用担当者がいないわけではないですが、少数派ですね。

空白期間をごまかそうとして、履歴書にウソを書いたり、事実と異なることを話す人もいるのですが、バレたときのリスクが高すぎるのでおすすめしません。

ウソを突き通して採用されたとしても、ひょんなことから自分の過去を知られてしまうことはよくありますよ。

就職支援会社のサポートを受ける

面談中のキャリアアドバイザー

「書類選考はほとんど落とされるし、面接も合格できる気がしない・・・」

不採用通知ばかりが届くと、正社員就職をあきらめたくなってしまうかもしれません。

でも、まだあきらめるのは早いです。

就職先を探す上で壁にぶつかったのなら、就職支援会社へ相談に行ってみることをおすすめします。

就職支援会社のほとんどは企業からお金をもらっているため、すべてのサービスを無料で利用可能。

履歴書などの応募書類の書き方もアドバイスをもらえますし、つまづきやすい面接も模擬面接などで経験を積んでいけます。

面接官から「なぜニートをしていたのか」と質問されて、きちんと回答できる自信はありますか?

少しでも不安に感じるなら、サポートを受けてみるべきですよ。

就職率80%以上を誇るジェイック

たとえば、20代の既卒人材に特化した就職支援を手がけるジェイックという会社はご存知ですか?

ジェイックでは就職に役立つ7日間の研修を受けられて、書類選考なしで20社以上の面接を受けることができます。

もちろんすべてのサービスを無料で利用可能。

学歴や職歴は一切不問、未経験から正社員で働ける求人のみを紹介してくれます。

しかも飲食やパチンコといった、労働環境があまり良くないイメージの強い業種とは取引をしないという徹底ぶり。

就職成功率は80%以上、入社後の定着率も90%を超えています。

人材ビジネスを手がける会社は国内に18,000社あるといわれていますが、そのうち42社しか選ばれていない【職業紹介優良事業者】にも認定されています。

全国各地で無料の説明会も実施しているため、ニートから正社員就職を目指すならジェイックを利用しないと損ですよ。

20代ニートから正社員就職は目指せる

仲の良さそうな20代の若手人材

日本という国は、レールから外れた人や失敗を経験した人に冷たいと言われます。

一定期間とはいえ、ニートという形で社会から離れた人にとってはとくに、就職活動の厳しさを痛感することでしょう。

希望に合った仕事を見つけることは簡単ではありませんが、やり方次第でニートからでも正社員就職は目指せます。

ただし、くれぐれもムリをせず、そしてひとりで就職活動を乗り越えようとせず、うまく周りの人に頼ってください。

ジェイックのような就職支援会社を利用したり、大手の転職エージェントで相談してみたり。

無料で利用できるものはとことん活用しないと損ですよ。

周りからのサポートを受けながらコツコツ努力を続けていけば、きっと未来は拓けていきます。

あなたの仕事探しがうまくいくことを、心から願っています。

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