女性上司と会話中の中年男性

「転職したい」と打ち明けると、周りから様々な叱責やアドバイスの言葉がかけられます。

その言葉に惑わされて、転職をしたい気持ちが折れてしまっていませんか?

今回は、転職すべきか悩んでいる人が惑わされがちな言葉と、その対策方法を考えていきます。

転職ほどの重大な決断を周りに流されて決めると、ロクなことはありません。

自分の意思をしっかり持てるよう、転職を迷わせる言葉への反論をしっかり考えておきましょう。

退職に反対する上司がいいがちなセリフ

部下を叱責する上司

それではまず、退職に反対する上司がいいがちなセリフをご紹介していきます。

急に言われると「確かにそうかも」と丸め込まれてしまいそうですが、先に知っておけば「出たな、そのセリフ!」と冷静に対処できますよ。

お前なんかどこも採用してくれない

部下の自尊心を奪って従わせる、パワハラが常習化しているような上司が言いがちなのがこのセリフです。

しかし冷静に考えてみれば、本当にどこの会社も採用してくれないような無能社員なら、上司が引き止める理由もないはずです。

上司があなたの退職に反対して手元に置きたがるのは、あなたが立派に役割を果たして会社に貢献しているからこそなのです。

毎日叱られてばかりで「自分は無能なのかも」と思い込み始めている方は、ぜひこの言葉に負けずに自信を取り戻してください。

自分の上司がいかにもこんなセリフを言いそうだと思ったら、辞意を伝える前に転職先の内定をもらっておけば「そんなことはありません」と自信を持って言えますよ。

石の上にも三年という言葉があるだろ

「石の上にも三年」ということわざを持ち出してあなたを引き止める上司は、辛い環境でも、三年も身をおけば慣れてくるということを言いたいのでしょう。

しかし考えてみれば、三年座り続けたところで石は石です。

長く座り続けるなら、なおさら座り心地のいいクッションの上の方が良いに決まっています。

我慢して石の上に座り続けているうちに、体を壊してしまっては元も子もありません。

逃げグセがついてしまうのは考えものですが、もう会社に居続けるのは耐えられないと思ったら、上司の言葉など気にせず転職してしまってもいいのです。

この会社を辞めたら絶対に後悔するぞ

このセリフを言う上司が伝えたいのは、例えば「業界他社よりも給料が良い」「会社が成長中で勢いがある」など、今の会社にしかないメリットもあるということでしょう。

しかし実際問題、あなたも上司よりは期間が短くても今の会社に在籍しているのですから、そんなことは既にわかっているはずです。

それでもこの会社を離れたいと思う理由があるから転職をするわけなので、そのことを上司から指摘されるいわれはありません。

さらに、もし転職した後で実際に後悔したとしても、それはあなたの自己責任です。

普段から親身に相談に乗ってくれるような上司の言葉なら聞き入れる価値がありますが、あなたを引き止めたい一心から出ている言葉なら無視してしまって構わないでしょう。

今辞めたら周りに迷惑がかかるだろ

「辞めたら迷惑がかかる」というのは、辞める人自身が最も気にすることでもあるので、そこを突いてくる上司もいます。

しかし、法律で決まっている2週間前に辞意を伝えているなら、その期間で代わりの人を見つけて補填できないのは会社側の責任です。

もしあなたが正当な理由で転職し、正しい手段で退職したなら、もし実際迷惑をかけられたとしてもあなたを恨む人はいません。

そもそも、辞めた後で前の会社の人に会うことはほぼありませんから「仮に恨まれたって関係ない」と開き直ることも大切です。

上司があなたの転職に反対する主な理由

上司と向き合って話している男性

ではなぜ、上司はあなたの転職に反対するのでしょうか。

考えられる理由について、解説していきます。

人手不足で仕事が回らなくなる

会社の一員として働いている以上、あなたは一定の役割を負っています。

一人でも欠けると仕事が回らなくなるので、代わりの人員を見つけたり、一時的に他のメンバーに業務を割り振らなければいけなくなります。

あなたの業務を回された他の社員が業務過多になり、ドミノ倒しのように次々と退職、ということになれば、会社にとって大ダメージです。

部下の退職後に起こる手間やリスクを考えると、できるだけ誰も欠けずに現状維持していきたいという上司が多いのも頷けます。

自分の人事評価を下げたくない

課長であれ部長であれ、ある程度部下をまとめてマネジメントする立場の上司は、会社から運営の一部を任されているということです。

そこで欠員が出たり、それが原因で業務が滞ると、上司自身のマネジメント力が足りないとされて人事評価が下がる場合があります。

また、あなたが退職理由として上司への不満を挙げた場合、それも人事評価に直結するでしょう。

あなたをいじめた自覚がある上司は特に、自分の評価を守るためにあなたの退職に反対するかもしれません。

真剣にあなたのことを考えている

全ての上司が、自分の都合ばかり考えている自分勝手な人物というわけではありません。

真剣に、あなたのことを考えて退職に反対してくれる上司もいます。

「今辞めたら逃げグセがついてしまう」「今の辛さを耐えきれば必ず成長できるはずだ」など、客観的に見た時に、退職が必ずしも正しい選択ではない場合もあるのです。

普段から尊敬している上司に退職を引き止められたら、意固地にならず耳を傾ける必要があるかもしれませんね。

上司の意思を問わず会社を辞められる事実

ベンチでコーヒーを飲んでいる女性

上司が何と言ったとしても、退職をするのはあなたの問題です。

どんなに引き止めや反対にあったとしても、自分の意思さえあれば会社を辞めることができるのです。

退職の意思を伝えて2週間で辞められる

辞意を伝えてから退職までの期間は法律で定められています。

特段の事情がない限り、突然「明日からもう来ません」ということはできないのです。

民法の627条では、雇用契約の解約を申し出て2週間すると、雇用が終了すると定められています。

ただし、月給制の場合は、給与計算期間の前半に辞意を伝える必要があります。

会社ごとの就業規則ではこれよりも長い期間が定められている場合もありますが、最終的には就業規則より法律の方が優先されます。

そのため、就業規則では「3ヶ月目に申し出ること」となっていたとしても、いざとなれば辞意を伝えて2週間後から出勤しなくても法律違反ではありません。

ただし、波風を立てず円満に退職したいなら、就業規則を確認して会社が定める時期に退職を伝えた方が無難でしょう。

退職代行業者を頼るのもひとつ

「辞意を伝えようとすると、上司に怒鳴りつけられて話にならない・・・」

「退職願を渡したのに、ビリビリに破り捨てられてしまった・・・」

そういった状況でどうしても自力で退職できなさそうな場合は、退職代行業社を頼るのも一つの方法です。

退職代行を利用すれば、その後一度も会社に顔を出さず、退職に関わるほとんどの業務を代行してもらえます。

費用は3万円〜5万円が相場ですね。

弁護士事務所の退職代行を利用する場合、未払い残業代の請求や退職金などの交渉事もすべて任せられますが、費用は手付金で5万円~ということも。

予算や状況に合わせて適切な代行業者を選びましょう。

退職を迷うならまずは転職活動をしてみる

面談中のキャリアアドバイザー

「お前なんか他の会社はどこも採用してくれない」という上司の言葉。

本当にそうかどうかは、実際に転職活動をしてみないとわかりません。

退職を引き止める上司の言葉に惑わされそうになったら、まずは転職活動を始めてみましょう。

条件の良い会社が見つかれば退職する

転職活動を始めたら、思ったよりもあっさりと今より良い条件の会社が見つかるという場合もあります。

退職したいと申し出る前にその会社から内定をもらっていれば、収入が途切れる不安がなくなります。

もちろん転職を迷わせるような上司の言葉にも耳を貸さずに済むので、できれば納得いく会社から内定をもらってから上司に辞意を伝えるのがおすすめです。

転職活動がうまくいかなければ辞めない

転職活動をしたからといって、必ず転職しないといけないわけではありません。

面接してもなかなか実を結ばなかったり、他社の状況を見ても今より良くはならなそうだと思ったら、今の会社に留まってもいいのです。

次の仕事が決まる前に辞意を伝えたり、周りに転職活動していることを話すとそれができなくなるので、転職活動はこっそりと行うようにしましょう。

上司に何を言われても自分の意思で決断を

遠くを見つめるスーツ姿の男性

繰り返しになりますが、今の会社を辞めるかどうかはあなた自身の問題です。

周りに何を言われても辞める権利はありますし、自分で決めたことなら、もし後悔したとしても自己責任と納得できます。

自分の選択を周りの言葉に任せると、行き場のない後悔を生むだけです。

人生の重大な岐路となる転職は、自分の意思をしっかり持って決断しましょう。

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