大学生活のほぼすべてをスポーツに費やした「体育会」と呼ばれる人たちが、転職市場において熱望されていることをご存知でしょうか。
「体育会の運動部に所属していた人限定!」
という条件で転職エージェントへ求人を依頼している会社も少なくないのです。
そこで今回は、なぜ体育会運動部出身者は転職市場で熱望されるのか、について詳しくご説明します。
体育会運動部出身者が転職で有利な理由
体育会出身者を求める理由は企業によって様々ですが、整理すると以下のような点に絞られます。
- 一般的な人材よりも基礎的な体力がある
- 目標達成への執着心が強い
- チームワークを大切にする
- きちんと上下関係を重んじる
もちろん、運動部に所属していたからといって、体力に自信がない人もいるでしょう。
個人競技で活躍してた人の中には、チームワークをあまり重視していなかった人もいるかもしれません。
それでも一般的な応募者と比較すると、体育会出身者は段違いに魅力的に見えるのです。
仕事に対するガッツもなく、目標に向かって頑張れない社員に苛立ちを募らせている世代は多いです。
体育会出身者は上下関係を重んじる人も多く、平均年齢が高めの会社や、創業からそこそこ年数が経っているような会社では特に重宝される傾向にあります。
「上下関係なんてめんどくさいっす。」というイマドキな若者が増えている時代です。
年配者からすると、体育会出身者はマネジメントしやすいのです。
ここぞというときに踏ん張ることができて、目標達成への執着心を失わず、チームワークを大切にしながら年上をきちんと重んじる。
特別なスキルや経験を持っていなくとも、これだけの素養を持っていれば、ぜひ採用したい!と手を挙げる会社は少なくありません。
体力を必要とする求人が多いのも事実
体育会出身者を熱望している企業には、セキュリティサービスや外食産業、パチンコ店、深夜営業のカラオケ店、介護施設など、体力を必要とする仕事が多いのも事実です。
「一日中パソコンに向かってキーボードを叩いているような仕事よりも、体を動かす仕事がしたい!」
という方であれば、警備や接客の仕事もやりがいを感じられるかもしれません。
「土日は休みたい、夜勤も嫌だ!」ということであれば、営業職の求人も探してみてもいいかもしれません。
不動産や人材ビジネス、通信業界、金融業界など、体育会出身者が営業職として活躍している業界はたくさんあります。
営業職であれば、頑張って成果を出しただけ給料に反映される企業も多く、たくさん稼ぎたい人にもおすすめです。
入社後の資格取得の勉強が大変ではありますが、製薬会社のMR職でも体育会人材を求めている会社は多いですね。
製薬会社は外資系企業も多く、資格さえ無事に取得できれば、年収の高さには期待できます。
ブラック企業に入社しないように注意
「体育会出身者=体力がある」という点から、長時間労働をさせる前提で採用したがっている企業もあるので注意が必要です。
朝から晩まで個人宅を訪問し続けるような訪問販売の仕事だったり、24時間営業の外食産業だったり。
サービス残業、休日出勤は当たりまえで、ボーナスもろくに出ない、パワハラ上司から受けたストレスのせいで体調を崩してしまう人もいるのです。
すべての企業がそうだということではありませんが、入社前にきちんと調べておくことをおすすめします。
特に転職サイトを通じて応募する際は、少なくともネットでその会社のことを調べて、ブラック企業の噂が立っていないかどうかを確認しておくべきです。
「こんなはずじゃなかった…」と入社して数ヶ月で辞めることになってしまうのは絶対に避けましょう。
いくら体育会運動部出身者といえど、何度も転職を繰り返していると書類選考で落とされてしまう可能性が高まります。
採用担当者にうまく乗せられて、よく調べもせずに入社を決断することは止めましょう。
新卒入社3年未満の退職も問題なし
転職したいけど、今の会社に入ってまだ1年しか経ってないからなぁ…と心配する人も多いですが、体育会運動部出身であれば気にする必要はありません。
新卒で入社したら3年は働け!とよく言われますが、根拠のない屁理屈です。
合わない会社でストレスを感じながら働き続けるくらいなら、今スグに別の道へ進むべきです。
体育会出身者の場合、学生時代の就職活動にまとまった時間を割けなかった人も多いです。
部活動の最後の大会が、就職活動のピーク時と重なっていることもよくありますね。
同世代の学生がリクルートスーツを着て日々面接へ足を運んでいる中、朝から晩まで泥まみれになって練習をしていたり。
4年生の秋や冬に部活を引退し、ようやく就職活動を始めようと思っても、既に採用を終了している企業がほとんど。
部活の忙しさから、あまり深く考えずに最初に内定が出たところへ入社してみたら、自分のやりたかったこととは全く別の仕事だったり。
一般的な学生と比べて、就職活動にかけられる時間が圧倒的に少なく、じっくりと会社選びもできない状況。
1社目を入社3年以内で辞めていようとも、面接官もバカではありませんから、話せば理解してくれます。
体育会といえど転職活動を甘く見ることは禁物
転職市場において、貴重な存在として扱われることが多い体育会人材。
とはいえ体育会運動部出身だからという理由だけで採用されるほど、転職活動は甘くありません。
自分は運動部出身だからと、甘く見ていては痛い目にあいます。
何よりも大切なのは自分に合った仕事を見つけること。
どれだけ企業から熱望されようとも、自分に合わない仕事では活躍できません。
繰り返しになりますが、短期間で転職を繰り返してしまうと、選択肢はどんどん狭まっていきます。
あまりに職歴が荒くなってしまうと、30代、40代になったとき、正社員として働けなくなる可能性だってあるのです。
中長期的に自分自身のキャリアを考えて、今どのような選択をすべきかきちんと考えることが大切です。
転職エージェントをうまく活用する
転職サイトに登録すれば中途採用を募集している企業を見つけられる、と思っている人は多いですね。
もちろんそれは間違いではないのですが、実は転職サイトに掲載されている求人はごく一部。
転職エージェントが抱える非公開求人も、忘れずにチェックするようにしましょう。
一般に公開できない求人は、給料や福利厚生などの条件が良いことも多く、誰もが知っているような有名企業で働けるチャンスと出会える可能性もあります。
体育会運動部出身者限定で求人が出ていることもあるため、少なくとも1〜2社の転職エージェントに相談に行ってみることをおすすめします。
キャリアアドバイザーに転職の相談をすることで、どんなキャリアを目指すべきか、客観的なアドバイスをもらうこともできます。
「○歳で年収○○○万円を目指したいなら、○○のスキルを磨ける会社を選んだほうがいい」と現実的な意見をもらえることもあるでしょう。
求人を紹介してもらわずとも、数多くの転職を成功させてきたプロからアドバイスをもらえるだけでも役立ちますよ。
内定を勝ち取れるスキルを身につける
ここで働きたい!と思える会社を見つけられたとしても、選考で落とされてしまっては意味がありません。
職務経歴書がスカスカでは書類選考で落とされてしまいますし、緊張しすぎて面接でろくに話せなければ内定は絶望的。
書類選考や面接に不安がある人は、ここでも転職エージェントをうまく活用してみましょう。
職務経歴書の添削や、模擬面接の練習に付き合ってくれるキャリアアドバイザーは多いですよ。
たとえば、最大手のリクルートエージェントの場合、面接官の立場をシミュレーション体験できる面接力向上セミナーを定期的に開催しています。
受講者の99%が「大変満足」または「満足」と回答している人気セミナーです。
ここで働きたい!と思えた会社の面接で落とされてしまわないように、一度受講してみてはいかがですか。
面接は一発勝負、失敗したら次はありません。
体育会運動部出身者限定の転職エージェント
最大手のリクルートエージェントをはじめ、転職エージェントは数多くありますが、体育会運動部出身者限定の転職エージェントがあることをご存知でしょうか。
一般的な転職エージェントより、体育会出身のあなたにマッチした求人を多数抱えています。
転職を真剣に考えている方は、まずは一度面談へ行ってみて自分の経験をいかせる求人があるのか、どれくらいの年収が期待できるのか、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
スポナビキャリア

- 体育会出身限定!マッチング精度が高い
- 将来の幹部候補としての求人も多数
- キャリアカウンセラーも体育会出身者
- スポナビの運営会社が転職をサポート
スポナビキャリアは年間15,000人の体育会学生が利用する「スポナビ」の運営会社が手掛ける、体育会出身者に特化した転職エージェント。
体育会出身者を強く求めている企業の求人のみを扱っており、「体育会出身者に特化した転職エージェント」としてはシェアもトップクラス。
担当してくれるキャリアカウンセラーも体育会出身者が多いという点も安心ですね。
もっと詳しく知りたいという方は、公式サイトをチェックしてみてください。
東京本社は市ヶ谷駅から徒歩5分
スポナビキャリアを運営する、株式会社スポーツフィールド東京本社へのアクセスは、市ヶ谷駅から徒歩5分。
四ツ谷駅からも徒歩8分となっています。
東京以外にも札幌や仙台、千葉、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡と、各都市に拠点があるのも嬉しいですね。
転職エージェント利用時の基本的な流れ
転職エージェントを利用する場合、どのような流れで転職活動が進んでいくのか基本的な流れをご紹介します。
はじめて転職エージェントへ相談にいく方は、ぜひチェックしてみてください。
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公式サイトから申し込み
まずは各転職エージェントの公式サイトの応募フォームから、氏名や連絡先などの基本情報を入力しましょう。
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面談日程の調整
応募完了後、数日以内に転職エージェントからメールまたは電話にて連絡が来ます。個別カウンセリングの日時を調整しましょう。GWや年末年始など、長期休暇を挟む場合は、連絡が来るまで時間がかかるときもあります。
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個別カウンセリング
転職支援のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーと個別カウンセリングを実施します。気になること、不安なことは、些細なことでも本音で相談しましょう。
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求人紹介
あなたが活躍できそうな求人を紹介してくれます。気になる企業があれば積極的に応募してみましょう。希望の条件と少しズレている、ピンと来ないときは、他の求人を紹介してほしい旨をハッキリと伝えましょう。
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書類選考
ほとんどの場合、まずは書類選考からスタートします。早ければ応募の翌日、遅くとも応募から1週間以内には合否がわかります。応募書類に自信がない場合、職務経歴書を添削してもらうなど、書類選考突破のコツを教えてもらいましょう。
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面接
書類選考を無事に突破すると次は面接です。企業によって異なりますが、少なくとも2〜3回は面接を受けることになります。面接に苦手意識がある方は、あらかじめ担当のキャリアアドバイザーに模擬面接をお願いしましょう。
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内定、条件交渉
最終選考に合格し、見事内定を獲得!おめでとうございます。想定年収や入社日など、細かい諸条件を詰めていくことになります。提示された給与に不満があるときなどは、担当のアドバイザーを通じて交渉してもらいましょう。
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入社
条件交渉がすべてうまくまとまれば、後は入社日を待つだけ。不安でいっぱいだった転職活動も無事に終了です。新しい職場で活躍できるように、準備を進めていきましょう。
よくある悩みと対策法
無料で利用できる転職エージェントではありますが、ごく稀にトラブルに発展することもあります。
よくある悩みと対応法についてまとめています。
- 公式サイトから応募したのにメールが届かない
- 迷惑メールフォルダに届いている場合がありますので、確認してみましょう。登録したアドレスを間違えた場合は、再度公式サイトから登録し直してみることをオススメします。
- 紹介された求人が希望に合わないものばかりだった
- あなたの希望がうまく伝わっていない可能性も考えられます。どういう求人がいいのか、担当のアドバイザーに再度伝えてみましょう。それでも改善されない場合、別の転職エージェントの利用を考えることも一つです。
- 担当のアドバイザーとの相性が良くない
- 転職エージェントは人対人のサービスですので、どうしても担当者との相性の善し悪しが出てしまいます。言いづらい気持ちも理解できますが、率直に担当を変えてほしいと伝えましょう。もしくは別の転職エージェントの利用を考えましょう。
- 他のエージェントからも同じ企業の求人を紹介された
- 複数の転職エージェントを利用していると、よくあります。既に応募済みの企業であれば、二重で応募することは控えましょう。採用担当者からの印象が悪くなります。
- 転職サイトや知り合いの紹介で転職先が決まった
- 担当のアドバイザーになるべく早く伝えてあげてください。内定にはつながらなかったとしても、一生懸命頑張ってくれたアドバイザーであれば、御礼の言葉を一言かけてあげてください。
- 転職のサポートを断られた
- 転職エージェントも営利企業ですので、紹介できる企業がない場合、サポートを断ってくる場合があります。別の転職エージェントを頼るか、きっぱりあきらめて転職サイトメインの転職活動に切り替えましょう。
体育会出身者こそ転職エージェントの利用を
スポナビキャリアをはじめ、転職エージェントは無料で手厚いサポートを受けられるのが大きな魅力。
「はじめての転職で職務経歴書なんて書いたことがない!」という方も、キャリアアドバイザーが書き方のコツを丁寧に教えてくれます。
面接で志望動機は何を話せばいいのか、前職を辞めた理由はどのように伝えれば印象が悪くならないか、不安に感じることが出てきたときも、すぐに相談に乗ってもらえます。
転職してから後悔することがないように、無料で利用できるものはとことん活用すべきです。
転職エージェントをうまく使いこなして、あなたに合った職場を見つけましょう。
あなたの仕事探しがうまくいくことを心から願っています。