スマホを見て喜んでいる20代の女性

「新卒で入社した会社がブラック企業だった・・・」

「とりあえず3年働いたから、もっとやりがいのある仕事に挑戦したい」

職場や上司のストレス、仕事内容や待遇への不満など、さまざまな事情から転職を考える20代の方はとても多いです。

ただ、退職の意思は固まっていても、次にどんな仕事をしたいかが明確になっていなかったり、なかなか一歩を踏み出せなかったり。

「転職で失敗したらどうしよう・・・」

「年収が大幅に下がったら生活できない・・・」

と不安を感じるのも仕方ありません。

このページでは、20代におすすめの転職しやすい業種・職種について詳しくご説明します。

希望にぴったり!ではなくとも、まずは1社から内定をもらえると心理的なプレッシャーは大幅に軽減できますよ。

近いうちに転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

20代の転職でおすすめの業種と職種

20代はもっとも転職しやすい年代です。

30代、40代と年齢が上がっていくほど、相応のスキルと経験が求められ、採用基準はどうしても厳しくなるもの。

もちろん20代といえど、業種や職種によって転職難易度は大きく変動します。

未経験から挑戦できる求人もたくさんありますが、中には特定のスキルや経験、資格がないと応募できないような求人も。

また、誰もが知っているような有名人気企業をはじめ、高収入を期待できる求人はどうしても応募が殺到します。

そもそもの求人数も少ないため、転職難易度はトップレベルといえるでしょう。

難易度の高い求人ばかり目指すこともひとつですが、転職失敗のリスクを減らすためには転職しやすい業種や職種も把握しておくことも大切。

見極めるポイントは以下の3点。

  • 需要が拡大している
  • 人手が不足している
  • 未経験から挑戦できる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

需要が拡大している

会議室で打ち合わせ中のビジネスパーソン

まずチェックすべきは、業界全体の需要が拡大しているかどうか。

需要の下がり続けていて、今後も需要が伸びそうにない業種は将来が不安ですよね。

転職先としての魅力に欠けますし、そもそも相応のスキルや経験がないとなかなか採用されません。

採用したいのは即戦力人材のみ、中長期的なスパンで人材を育てていく余裕がない企業も多いです。

需要が拡大していて、成長中の企業が多い業種なら将来性もありますし、中途採用もたくさん求人が出ます。

実務経験がゼロだったとしても、社会人としての基礎力さえ身についていれば、今後の成長に期待して採用してくれる企業も少なくありません。

5年後、10年後の日本がどうなっているかなんて誰にもわかりませんが、需要の拡大している企業へ転職すれば、少なくともこの先数年間は路頭に迷うことはないでしょう。

IT・インターネット業界

需要の拡大している業種の代表格といえば、IT・インターネット関連企業。

急成長企業も多く、年間数十人単位で中途採用を実施している企業も多いですよ。

「でもプログラミングなんてできないし・・・」

と心配する方もいますが、エンジニア以外の職種もたくさん募集があるのでご安心ください。

IT業界といえど、営業職や人事、総務、経理、経営企画など、技術を求められない職種が多数あります。

もちろん転職しやすいといっても、誰でも内定をもらえるというわけでは決してありません。

求める条件にマッチしなければ不合格にされますし、残業や休日出勤が当たり前になっている企業も散見されます。

「スピード感のある職場で自分の実力を磨きたい!」

「多少忙しくても、やりがいのある仕事がしたい!」

という方は、ぜひITやインターネット関連企業の求人をチェックしてみてください。

建築・不動産関連業界

建築・不動産関連の業界もおすすめです。

積極的に中途採用を実施している企業が多く、転職しやすい業種のひとつといえます。

2020年の東京オリンピック開催に向けて、国内全体で建築需要はとても高まっています。

「土木や建築、電気など理系の知識がないと働けないのでは・・・?」

と思われがちですが、IT業界と同じように営業職や管理部門といった文系職種も多数存在。

「オリンピック終了後は業界が冷え込んでしまうのでは・・・?」

と懸念する人もいますね。

成長スピードは多少鈍化するかもしれませんが、建築業界への需要が一気に激減することはないでしょう。

「地図に残せるような大きな仕事に関わりたい!」

という人は要チェックですよ。

人手が不足している

高齢者を支える介護スタッフ

転職のしやすさで選ぶなら、人手が足りていない業種も狙い目です。

専門性の高い仕事であればなおさら人手不足は顕著。

特別な資格やスキルを持っていなくとも、将来の幹部候補へ育成する前提で若手を積極募集している企業も多いです。

「新卒採用に力を入れている会社も多いのでは?」

と考える方もいますが、ここ数年は大卒求人倍率が上がり続けていて、新卒採用でまとまった人数を確保することが非常に難しくなっています。

総務省の統計局が公表している人口ピラミッドを見ると、40歳以下の若手人口の減少っぷりが一目瞭然。

人口分布図

※総務省統計局 統計Today No.114より引用

企業が永続的に成長していくためには、若手人材の採用は必須。

転職を検討中の20代に熱い眼差しを向けている企業は多いですよ。

介護・福祉・医療業界

常に人手不足が問題視されている業種といえば、介護や福祉関連の業種。

高齢化の進行に伴って介護サービスへの需要は年々高まっているものの、担い手が圧倒的に不足しています。

常に中途採用を実施している企業も多く、転職しやすい仕事のひとつといえるでしょう。

「介護の仕事は資格がないと働けないんでしょ?」

と不安に思われる方も多いですが、心配無用です。

介護の資格は薬剤師や看護師、弁護士のような業務独占資格ではないため無資格でも働けます。

業務独占資格とは、ある業務に対して、ある資格を有する者のみが行うことができる旨の法令の定めがある場合における、その資格をいう。

もちろん資格を取得することで関われる仕事の幅が広がりますし、給料もアップします。

国家資格である介護福祉士の資格を取得できれば、一生仕事に困ることはないと言われることも。

デイサービスなどの施設なら夜勤もありませんし、体力に自信がなくても働きやすい仕事もあります。

「長く働けるように、手に職をつけたい」

「誰かを支えられる、人の役に立つ仕事がしたい」

と考えるなら、介護関連の仕事にも目を向けてみませんか?

飲食・サービス業界

飲食やサービス業も、転職しやすい代表的な業種ですね。

介護・福祉業界と同様に慢性的に人手が不足しており、リクナビNEXTやdodaなどの転職サイトでも常にたくさんの求人が出ています。

特別なスキルや資格が求められないことも多く、未経験からでも活躍しやすいという特徴もあります。

入社後は店舗での接客や販売、調理が中心となるため、人と接することが好きな方はやりがいを感じられるでしょう。

「飲食やサービス業はブラック企業が多いのでは・・・?」

と心配する人も多いですが、一昔前と比べて雇用環境は大きく変わってきています。

今の時代、労働者を低賃金でこき使うような会社は事業を存続できません。

既存の社員に辞められ、新しい人も採用できなくなってしまうため、【働き方改革】が急ピッチで進んでいます。

とはいえ土日祝日に働くことは多くなりますし、飲食店であれば夜勤も避けられないでしょう。

相性が合えばやりがいを感じられる業種ですが、向き・不向きがハッキリと出る仕事でもあります。

未経験から挑戦できる

大量の書類を抱えている若い女性

転職しやすさを考えるなら、未経験で挑戦できるかどうかも重要なポイントのひとつ。

転職活動を見据えて、仕事に役立つ資格やスキルを身に着けていくという考え方もありますが、一朝一夕で身につくものではありません。

未経験で採用してくれる企業へ転職して、実務経験を重ねていきながら必要な資格やスキルを学んでいくほうが断然効率的です。

何度もご説明しているとおり、20代なら未経験で採用してくれる企業は多いです。

残念ながら、30代や40代になると未経験で応募できる企業は極わずか。

需要の拡大している業種で、人手が足りておらず、未経験でも応募できる求人を見つけられたなら、まずは応募してみることをおすすめします。

入社すべきかどうかは、内定が出てから考えればいいんです。

転職を意識しているなら、まずは一歩を踏み出してみることが大切ですよ。

営業職全般

未経験からでも挑戦しやすい、おすすめの職種といえば営業職。

もっとも転職しやすい職種」といわれることもあるくらい、中途採用で人気のある職種です。

法人営業や個人営業、Push型やPull型など、営業手法はさまざまですが、基本が身についていればあらゆる業種で活躍できる可能性があります。

また、特別な資格やスキルが求められないことも多く、未経験から挑戦しやすい職種のひとつ。

とはいえ仕事には向き・不向きがありますから、万人におすすめできる職種ではありません。

「テレアポとか飛び込み営業なんて絶対無理・・・」

「そもそも人と接するのが全般的に苦手・・・」

という人は、いくら転職しやすい職種といえど営業職は選ばないようにしましょう。

年収アップしやすい主な業種と職種

転職サイトをチェックしている若手社会人

「転職しやすさも大事だけど、やっぱり年収が気になる」

「せっかく転職するなら、今より年収アップを目指したい」

という方も多いですよね。

気持ちはとてもわかりますが、20代の転職で数百万単位の大幅な年収アップは難しいのが現実。

たとえば、元々の年収が250万円前後だった場合、年収を350万円程度に上げることは不可能ではありません。

しかしながら、年収300万円前後の方が、いきなり800〜1,000万円を目指せるかというと、それはほぼ不可能。

20代の転職で年収アップを狙うなら、業種や職種、勤め先の企業規模などをしっかりと見極めたうえで、中長期的な方向性を考えていくことが大切。

どのような点に注意すべきなのか、順を追ってご説明します。

20代の平均年収は350万円前後

そもそも20代の平均年収を知っていますか?

国税庁が公開している民間給与の実態調査結果によると、平均年収は以下の通り。

  • 20代前半(20〜24歳):約250万円
  • 20代後半(25〜29歳):約350万円

年齢による差も大きいのですが、業種や企業規模によっても平均年収は大きく変動します。

「大企業に転職したほうが給与は高くなる」

という認識に大きな間違いはありませんが、業種や職種もきちんと考えておく必要があります。

では、どのような業種・職種を選べば年収アップにつながりやすいのか、反対に年収を下げることにつながりかねないのか、詳しく見ていきましょう。

年収が高い主な業種・職種

大量の札束とデジタル電卓

年収の高い業種といえば、あなたはどんな仕事が頭に浮かびますか?

一般論として、以下のような業種・職種は年収が高いといわれています。

  • 情報通信業(マスコミなど)
  • 投資銀行業務
  • MR(製薬会社の営業職)
  • コンサルタント(IT、経営など)
  • 臨床開発 など

いずれの職種も知識も経験もない状態で飛び込んで、すぐに成果を出せる仕事ではありません。

高収入で人気のマスコミ業界も、昔ほど激務ではないとはいえ、相応の覚悟がないと続けていくことは難しいでしょう。

仕事には向き・不向きがありますので、どういった職種で年収アップを目指すのか、じっくり考えてみることをおすすめします。

成果主義の会社で必死に努力する

「20代で年収1,000万を目指したい!」

「年収アップのためなら、いくらでも努力できる!」

という方は、成果主義の会社を探してみるのもいいですね。

年齢や社歴は一切問わず、成果を出した分だけ給料に反映してくれる会社もたくさんあります。

たとえば不動産や金融関連の会社は積極的に中途採用を実施していますし、未経験からでも採用されるチャンスはあるでしょう。

ゴリゴリ系の営業で仕事内容は過酷かもしれませんが、うまくマッチすれば20代で年収1,000万円も夢ではありません。

高収入を期待できる外資系企業を探す

年収の高い会社、と考えると外資系企業を思い浮かべる人も多いでしょう。

外資系といっても業種や企業規模、職種は様々ですので一概には言えない部分もありますが、コンサルタントやMRであれば高収入は期待できます。

ただし外資系企業へ転職するときは、成果を上げられないと即クビになるリスクがあることを理解しておきましょう。

ビジネスレベルの語学スキルが必須という企業も多く、万人におすすめできる会社ではありません。

「ドライな社風で、朝から晩まで働きまくって年収もガッツリ上げたい!」

という方は、外資系企業の求人もチェックしてみてください。

ベンチャー企業でハイリターンを狙う

高収入を目指すなら、業種や職種を問わず、ベンチャー企業で働くという選択肢もあります。

「ベンチャー企業なんて年収低そうだし、福利厚生も整ってないでしょ?」

という意見は概ね正しいです。

事実、ベンチャー企業の場合、転職後すぐに年収アップを実現することは難しいでしょう。

主力事業が失敗すると、一気に会社の財政が苦しくなってしまうリスクもあります。

それでも会社の中核メンバーとして活躍して、ストックオプションも得られる立場になれば、将来的に大幅な年収アップも夢ではありません。

事業がうまく伸びて株式上場なんてことになったら、あなたの金融資産が数千万円に跳ね上がることも。

ハイリスク・ハイリターンな道を歩みたい人は、ベンチャー企業も転職先の候補に入れて考えてみましょう。

年収の低い主な業種・職種

飲食店で働いている若い男性

「年収は上げたいけど、大変そうな仕事はイヤだ・・・」

という方は、少なくとも年収ダウンにつながりづらい業種を選びましょう。

これもまた一概にいえない部分もありますが、以下の業種・職種はあまり高い年収を期待できません。

  • 一般事務
  • 医療事務
  • エステティシャン
  • 飲食業
  • ホテル など

飲食業やホテル業でも高収入を実現している人はいますが、一部の人に限られているのが現実。

飲食の仕事が大好きで、絶対に成功する!という確信があるのなら飛び込んでみてもいいかもしれません。

一般事務や医療事務はサポート役に回ることが多いため、どれだけキャリアを築いたとしても、会社の組織構造上、高い年収を実現することは困難です。

一般事務の仕事は派遣社員やアルバイトに任せてしまう企業も多く、年収アップを目指す人が選ぶべき職種ではありません。

中長期的な視点で仕事を選ぶ

年収アップにつながりやすい業種・職種をご紹介しましたが、先ほどもお伝えしたように、20代で大幅に年収を上げることは簡単ではありません。

「今すぐ年収を上げたい!」

という短期的な視点よりも、将来的な収入アップを目指すために今何をすべきか、という中長期的な視点を持つことが大切です。

今の職場で5年間働き続けたとき、それなりに給料がもらえる見込みがあるなら、多少のストレスを我慢してでも退職せずに頑張るという選択肢もあるでしょう。

5年働いたところで状況が好転しているとは思えない、ということであれば早めに転職を考えるべきです。

どのようなスキルを身に着けて、どんな業界に転職すれば、将来的にどれくらいの年収を期待できるのかをじっくり考えてみましょう。

20代の転職で感じる不安と解消法

気になる業種や職種を見つけられたとしても、あなたが無事に内定を勝ち取れるかは別問題。

職務経歴書の内容がスッカスカだと落とされますし、面接でガチガチになってしまえば不合格は必至。

「転職活動が長引いて貯金が底をついたらどうしよう・・・」

「不合格通知ばかり届いたら心が折れてしまいそう・・・」

という状況に陥らないために、ここからは20代の転職で感じやすい不安とその解消方法についてご説明します。

なかなか一歩を踏み出せない方は、じっくりご覧ください。

円満に退職できるかどうか

上司に怒られている若い社会人女性

「上司が退職を認めてくれそうにない・・・」

「円満退職なんて絶対ムリそう・・・」

と不安を感じる人も多いですね。

いいですか、大切なポイントなのでよく聞いてください、会社を辞めるのに上司の許可なんて必要ありません。

会社ごとに退職ルールはさまざまですが、あなたが「辞めます」と退職の意図を伝えれば、基本的に退職は可能です。

「退職なんて絶対に認めないぞ!」

「たいした結果も出していないくせに無責任だろ!」

と上司が脅しをかけてきたとしても、あなたは会社を辞められます。

円満な退職とはいえませんが、「会社を辞められない」なんてことはありえません。

詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

希望にあった職場と出会えるか

廊下でスマホを見ている男性

「無事に退職できたとしても、希望にピッタリの会社を見つけられるかな・・・」

と不安に感じるのは当然ですが、こればかりは運次第。

なぜなら中途採用の求人は日々変動していますし、時期によっても求人数は大きく増減します。

午前中に見つけた求人が、その日の夜には募集を終了していた・・・なんてこともよくある話。

中途採用は新卒採用のように時期が固定されていませんし、募集人数も数名と少ないため、タイミングよく求人に出会えるかどうかが重要です。

少しでも希望に合った求人を見つけたいなら、リクナビネクストやdodaといった転職サイトは必ず登録して、いくつか転職エージェントにも相談に行ってみましょう。

大手の転職エージェントは非公開求人をたくさん保有しているので、チェックしないのは損ですよ。

妥協することも大切

「月給40万円以上で、残業ゼロ、通勤時間は15分以内、無料で食べられる社員食堂もほしいな・・・」

と夢や理想を追いかけるのは自由ですが、そんな会社は見つからないでしょう。

転職先を探すときは、どこかで妥協することも大切です。

なにひとつ条件を妥協できないと、いつまでも転職活動を続けることになってしまいます。

「年収はちょっと下がるけど、通勤時間が短くなるからいいか・・・」

「残業は多少あるみたいだけど、福利厚生が充実しているみたいだし・・・」

1つ、2つ条件を妥協してみるだけで、転職先を見つけやすくなるものです。

あなたの希望を100%叶えられる企業なんて滅多に見つかりませんよ。

すぐに転職先を見つけられるか

パソコンの前で心配そうな表情をしている女性

いつまでに転職活動を終えたいか、目標はありますか?

転職活動が長引くことを想定しておらず、金欠になってしまう人も少なくありません。

学生の頃の就職活動がスムーズに進んだからといって、転職活動もすんなり決まると思っていたら大間違い。

人によっては3〜4ヶ月、長い人だと半年以上転職先が見つからないということもあります。

ハローワークで失業手当を申請しても、自己都合退職の場合、お金が振り込まれるのは手続きをしてから約3ヶ月後。

もらえるといっても最低限の生活ができる程度の金額です。

実家にお住まいの方ならまだしも、地元を離れて一人暮らしをしている人は死活問題。

運が良ければ1〜2週間で転職先が決まることもありますが、長引くことも想定して準備をしておきましょう。

転職活動は退職前からスタート

今、貯金はどれくらいありますか?

仮に収入が途絶えても、半年以上生活できる程度のお金が貯まっているなら心配はいらないかもしれませんね。

無職の期間をなるべく少なくしたいなら、転職活動は退職前からスタートしましょう、絶対に。

「退職してからはじめればいいや♪」

と甘く考えている人ほど、後で苦しむことに・・・

「仕事をしながら転職活動は忙しくて大変そう・・・」

「上司に転職活動がバレたらキレられそう・・・」

という気持ちも理解できますが、スマホでリクナビNEXTをチェックするくらいなら帰りの電車でできますよね。

転職エージェントへ面談を申し込むのだって、会社のトイレにこもれば1〜2分でできるじゃないですか。

小さなことでも、まずは一歩を踏み出してみることが大切です。

「でも、内定をもらったら、すぐ入社しないとまずいのでは・・・?」

と心配する人もいますが、入社時期は柔軟に調整できる会社がほとんど。

一般的に3ヶ月以内に入社できるなら問題ないことが多いです。

在職中に内定をもらっておけば、退職後すぐに新しい職場で働きはじめることができますよ。

今の経歴で選考を突破できるか

2名の面接官と女性応募者

「結局は内定をもらえるかどうかが一番怖い・・・」

ですよね、不安ですよね。

20代の転職で実績や成果をアピールできる人は少ないです。

繰り返しになりますが、中途採用は新卒採用とは異なり、即戦力を期待している企業が半数以上。

書類選考や面接も、前職での経験やスキルをもとに合否を判断することがほとんどです。

これといった実績を残せていないと、選考を突破できるか不安に感じるのも無理はありません。

でも大丈夫、若さはなによりも大きな武器になります。

あなたが30代、40代にもなって「アピールできる経歴がなにもない・・・」と嘆いていたら、さすがに手のつけようがなかったです。

幸いなことに、20代ならまったく未経験で異業種へキャリアチェンジすることも難しくありません。

即戦力を求めている企業が多いのは事実ですが、スキルや経験を必要としない募集も少なくないんです。

将来性やフレッシュで前向きな姿勢をアピールして、内定を勝ち取りましょう。

安易な応募を繰り返して落とされる

「有名な企業だし、とりあえず応募してみよう」

「シェアNo.1で福利厚生も良さそうだからここで働きたい」

といった選び方をしていると、書類選考で全滅する可能性が高いです。

20代の若手に多いパターンのひとつに、安易な発想で企業を選んでしまうことが挙げられます。

いいですか、学生時代の就職活動じゃないんです。

きちんと考えながら進めていかないと、面接にすら進めません。

運よく内定をもらえたとしても、「思っていた仕事と全然ちがった・・・」と転職活動を再開することになりますよ。

職務経歴書は必ず添削を受ける

はじめての転職活動で多くの方がつまづくのが書類選考。

「職務経歴書に書けることがほとんどない・・・」

「そもそもなにを書いたらいいのかわからない・・・」

という方がほとんどですし、経験年数が少ないため浅いことしか書けなかったりと、どうしても不利な立場にあります。

そもそも文章を書くのが苦手な人も多いですね。

興味のある会社へ応募するときは、必ず事前に第三者にチェックしてもらいましょう。

応募書類の作成方法については、転職エージェントでアドバイスをもらうのがベスト。

書き方を調べるだけならGoogleで検索するだけで十分ですが、あなたの経歴やスキルを適切に落とし込めているかどうかの判断はできません。

キャリアアドバイザーは日々たくさんの職務経歴書に目を通していますから、どういう書き方をすれば通りやすいかノウハウを教わりましょう。

面接でするどい質問をされてフリーズ

書類選考を無事に突破できれば、次は面接ですね。

「なんで前の会社を辞めたの?」

という質問はほぼ間違いなく飛んでくるでしょう。

あなたはどう回答しますか?

面接で一番やってはいけないのは、突っ込んだ質問をされてフリーズをしてしまうこと。

「あなたの強みを弊社でどのように発揮できますか?」

「あなたを採用することのメリットは何ですか?」

といった少々ひねくれた質問が飛んできたときも、簡潔かつ適切に回答できますか?

あなたのポテンシャルがどれだけ素晴らしくとも、グダグダの面接で終わってしまえば内定を遠のきます。

「面接なんて久しぶりすぎて緊張する・・・」

「テンパると頭が真っ白になってしまう・・・」

という人は、事前にイメージトレーニングを繰り返したり、転職エージェントで模擬面接をやってもらいましょう。

面接は一発勝負、失敗したら終了です。

20代におすすめの転職エージェント

面談中のキャリアアドバイザー

求人を探すだけなら転職サイトだけでも十分ですが、転職の成功率を高めたいなら転職エージェントも活用しましょう。

非公開求人を紹介してもらえたり、職務経歴書の添削、面接練習にも付き合ってもらえるなど、なにかと役に立ちます。

とはいえ転職エージェントを検索してみると、大手から中小ベンチャーまで山のように見つかりますよね。

「どの転職エージェントを使えばいいのかわからない・・・」

と迷ってしまう方は、まずは最大手のリクルートエージェントを利用してみましょう。

リクルートエージェント

求人数 約90%が非公開求人
対応エリア 全国
特徴 転職支援実績No.1

就職活動中、リクナビを利用していた方も多いですよね。

リクルートエージェントの魅力は、なんといっても業界No.1の転職支援実績。

未経験から挑戦できる求人も多いですし、経験を活かせる職場や年収アップを期待できる案件まで、幅広い求人を保有しています。

定期的に開催している面接力向上セミナーも、受講者の99%が「大変満足」または「満足」と回答するほどの人気っぷり。

面接に苦手意識がある方はとくに、本命の会社の面接で失敗しないように事前にセミナーを受講しておきましょう。

すでにリクルートエージェントに登録していたり、中堅規模のエージェントも使ってみたい!という方もいることでしょう。

各社それぞれに強みや特徴がありますし、扱っている求人のジャンルや対象エリアもさまざま。

そこで、20代におすすめの転職エージェントを以下4つの特徴に分けて整理しました。

あなたの希望条件に当てはまりそうな会社を順に探していきましょう。

専門領域で強みを伸ばしたい

「今の仕事自体は好きだから、もっとスキルを伸ばしたい」

「スペシャリストとして自分のキャリアを築いていきたい」

とお考えなら専門領域に強みを持つ転職エージェントの利用を考えてみましょう。

ITやアパレル、医療・介護、クリエイティブ系職種まで、専門領域に強い転職エージェントをピックアップしました。

ワークポート

ワークポート

求人数 15,000件以上
対応エリア 関東・関西・名古屋・仙台・福岡
特徴 転職決定人数No.1

ワークポートは元々IT・インターネット業界に特化した転職エージェントとしてスタート。

IT業界の求人に強いという特徴はそのままで、現在は総合型の転職エージェントとして幅広い業種・ジャンルの転職をサポートしています。

インターネット関連のビジネスに興味がある方には、とくにおすすめです。

type転職エージェント

type転職エージェント

求人数 約80%が非公開求人
対応エリア 首都圏のみ
特徴 利用者の71%が年収アップ

type転職エージェントも大手エージェントの一角ですが、対応エリアは首都圏のみ。

ワークポートと同じようにIT業界に強いという特徴があります。

また、転職後に年収アップを実現した人が多い、という点も大きな魅力。

業界ごとに専任の担当者が分かれているので、あなたの希望に合わせて最適なサポートをしてくれますよ。

特化型転職エージェント

IT業界以外に限らず、業種や職種に特化した転職エージェントはたくさんあります。

転職したい業種・職種が決まっている方は、以下のリンクより気になる会社を探してみてください。

画面下側の検索フォームでお住まいのエリアを設定すると、より希望に合った転職エージェントを探せます。

ちなみにリクルートエージェントはあらゆる業種・職種の求人をカバーしているので、専門職で転職するときも登録しておくことをおすすめします。

転職の方向性に迷っている

「どんな会社に転職すべきか全然わからない・・・」

「今の会社を辞めるべきか、まだ迷ってる・・・」

と今後のキャリアに迷っているのなら、カウンセリングに定評のある転職エージェントを利用してみましょう。

単に求人を紹介されるだけではなく、これからのキャリアについてじっくり考えていくことができますよ。

パソナキャリア

パソナキャリア

求人数 40,000件以上
対応エリア 首都圏のみ
特徴 カウンセリングは1.5〜2時間

人材サービス大手のパソナが運営する転職エージェント。

キャリアカウンセリングにじっくり時間をかけてくれるため、方向性に迷っている方におすすめ。

女性の転職に強いという特徴もあります。

対応エリアは首都圏のみですが、営業系職種や管理部門などの事務系職種で転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

求人数 約80%が非公開求人
対応エリア 関東・関西
特徴 大手企業の求人も豊富

就職活動のときにマイナビを利用していた方も多いですよね。

マイナビエージェントも20代の転職に強いと評判です。

対応エリアは関東または関西に限られるものの、親身に相談に乗ってくれますよ。

新卒入社3年未満で転職したい

あなたが新卒入社3年未満なら、【第二新卒】という扱いで転職できます。

未経験の業種にキャリアチェンジしやすいのが特徴。

「就活失敗した・・・」

「入社する会社間違えた・・・」

と感じている方は、第二新卒に強い転職エージェントの利用をおすすめします。

20代の転職相談所

20代の転職相談所

求人数 5,000件以上
対応エリア 東京、横浜、大阪、名古屋
特徴 25万社以上の取引実績

ブラッシュアップ・ジャパン株式会社が手がける20代の転職相談所も、第二新卒で転職するときにおすすめのエージェント。

5,000件を超える正社員限定の求人から、あなたが活躍できる職場を紹介してもらえますよ。

あなたの適性や適職を診断できる【JobFit-20’s】は、会員登録すると無料で利用できるサービス。

スマホさえあれば、いつでも・どこでも受験できるので、ぜひ試してみてください。

DYM就職

DYM就職

求人数 2,000社以上
対応エリア 首都圏、大阪、名古屋、福岡、札幌
特徴 就職率は96%

第二新卒をはじめ、既卒・フリーターの就職も幅広くサポートするDYM就職。

就職率は96%を誇り、書類選考なしで面接に進めることも特徴のひとつ。

未経験可で応募可能な求人も多く、「新卒で入社した会社とはまったく別の業界で働きたい!」という方にぴったりですよ。

ハタラクティブ

ハタラクティブ

求人数 1,500件以上
対応エリア 首都圏のみ
特徴 内定率80.4%

都内だと山手線の車内広告でよく見かけるハタラクティブ。

フリーターや既卒専門というイメージをお持ちの方も多いですが、20代若手のサポートにも定評があります。

保有する求人は未経験で働ける企業のみ。

書類審査通過率91.4%、内定率80.4%の実力をぜひ試してみてください。

デメリットを理解して活用を

おすすめの転職エージェントをご紹介しましたが、実際に利用するときはいくつか注意すべき点があります。

時間をかけて職務経歴を記入したのに、「弊社ではサポートできません」と断られるのはイヤですよね。

一番最悪なのは、「想像していた職場と全然ちがった・・・」と入社すべき会社を間違えてしまうこと。

精神的にも、金銭的にも負担が大きくなってしまいます。

納得のいく転職先を見つけるためには、転職エージェントの仕組みやデメリットを理解しておくことが大切です。

以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

20代の転職で自分らしく働ける会社へ

会議室で仕事中の男女

20代のうちにどんな経験を積めるかは、将来のキャリアを考えるうえでとても大切です。

私たちの世代は、この先20年、30年、あるいは40年と働いていかないといけないんです。

結婚生活や子育てにはお金がかかりますし、マイホームを買おうと思ったら頭金で数百万円が消えていくんですよ。

65歳で定年なんて、30年後にはなくなっているかもしれませんね。

「毎日仕事がつまらない・・・」

「会社に未来を感じない・・・」

と今の状況に不満を感じているなら、まずは視野を広げてみてください。

あなたが本当にやりたかった仕事、本来の実力を発揮できる職場と出会えるかもしれません。

考えてみてください、今の仕事を続けて、10年後のあなたは笑っていますか?

転職しやすい業種・職種についてご紹介しましたが、転職活動において何よりも大切なのは自分に合った仕事を見つけること。

ひとりで乗り越えるのは大変ですから、利用できるものはとことん活用して、明るい未来を手に入れてください。

チャンスが広がっているのは、20代の今だけですよ。

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